実感レポ

家事・子育て・仕事を同時にこなすための4つのルール<料理家tottoさん編>

文/羽田朋美(Neem Tree) 写真/矢部ひとみ

2018.12.03

どんなに忙しくても、毎日ポジティブに暮らしている人がいます。話を聞いてみると、そういう人は時短レシピを上手に取り入れていたり、家電をうまく活用していたり、手を抜くポイントを心得ていたり、と、何かしらのルールを持っているものです。

人気料理家のtottoさんも、自身でルールをつくり、時間をうまくやりくりしている人のひとり。日々の家事に加え、レシピ開発や撮影といったお仕事、テニスのプロプレイヤーを目指す娘さんのサポートなど、過密なスケジュールをこなしながら、日々の暮らしを心から楽しんでいます。

そんなtottoさんには、ママライフの原動力にしている“マイルール”があるそうです。今回はその中から、最も大切にされているという、4つのルールを教えてもらいました。

 

ルール 1

時間がないときは“野菜カサ増し汁物”で栄養面と食べごたえをアップさせる

料理家というと、食卓にはいつも手の込んだメニューが並んでいる、と思いがちですが、tottoさんは「実際はそんなことないんですよ!」と笑いながら話します。

「時間がないときは、料理をがんばらないことにしているんです。簡単に調理でき、あれこれつくらなくても、ひと品でもしっかり栄養をとれるメニューを選ぶようにし、負担を減らします。そんなとき、わが家では、短時間でつくれる炒めものにすることが多いですね。<炒めもの+ごはん+おみそ汁>が定番で、親子丼とおみそ汁など<丼物+汁物>の組み合わせもよくつくります。汁物は野菜をたっぷり入れて“カサ増し”すれば、栄養面だけでなく、食べごたえもアップするのでおすすめです。日頃から忙しいときにつくる“お助け献立”をいくつか用意しておくと、忙しいときにもあわてなくて済みます」(tottoさん)

 

また、調理時間が短くなるような工夫も大事にしているそうです。

「時間がないときこそ、食材を小さめにカットしたり薄く切ったりしています。時間に追われているとつい、大きめにカットしてしまいがちですが、小さめに切れば火がとおりやすいので、結果的に時短につながるのです。小さくカットした根菜と、たらが入った写真のミネストローネスープは、時間がないときのわが家の救世主。野菜がたっぷり入っているので彩りがよく、たらからおいしいだしが出るので、短時間煮込むだけで味わい深いスープになるのです」(tottoさん)

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ルール 2

鮮度が長持ちする冷蔵庫を活用し、まとめ買いした肉や魚を保存する

できるだけ新鮮なものを食べたいけれど、毎日買い物に出かけるのは大変。そこでtottoさんは、2〜3日分の肉や魚といった生鮮食品をまとめ買いし、冷蔵庫にストックしているそうです。

「わが家にある三菱電機製の冷蔵庫には『氷点下ストッカーD』という、肉と魚の専用ルームがあります。チルド室や冷蔵室より低温の、約マイナス3℃〜0℃の部屋で、傷みやすい生鮮食品の鮮度が長持ちし、まとめ買いの強い味方になってくれています。『氷点下ストッカーD』は、氷点下なのに凍らせず、生のまま鮮度をキープするので、使いたいときにすぐ使えて便利です。ちなみに、わが家の冷蔵庫には、もうひとつ『切れちゃう瞬冷凍』という便利な機能があります。食材を約マイナス7℃でソフトに凍らせて保存でき、使いたい分だけをそのまま包丁でカットして調理できるので、解凍時間いらずで便利なんです」(tottoさん)

 

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また、買い物を済ませ、少し時間に余裕があるときには、お肉の下ごしらえまで行っておくのだとか。

「ひき肉は、塩、お酒、コショウを振ってフリーザーバッグなどに入れて保存しておきます。こうしておけば、肉そぼろやハンバーグをつくるときの工程がひとつ減り、時短になります。鶏肉はタレに漬け込み、あとは焼くだけの状態に。こうした“家事貯金”があれば、時短につながるだけでなく、気持ちにもゆとりが生まれます」(tottoさん)

 

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そのほか、冷蔵庫の活用法についてtottoさんにうかがったところ、「冷蔵庫のチルドルームの上を空けておく」という答えが返ってきました。仕事柄、いつもたくさんの食材がストックされているtottoさん宅の冷蔵庫ですが、チルドルームの上に、空きスペースを確保しているそうです。

「つくり置きしたおかずやサラダなどを、お皿に盛り付けた状態で冷やしておけるよう、ここにはほかの食材を置かないようにしています。副菜専用のスペースを設けておけば、つくったそばから冷蔵保存できるので、家事と家事の合間など、ちょっとしたすき間時間に夕食の準備を進めるときなど、とても便利です」(tottoさん)

 

ルール 3

目につく床だけ、毎日ワイパーをかける

普段から、家全体をピカピカにしておくのは大変。なのでtottoさんは、細かな部分のお掃除は、休日など時間のあるときにまとめて行うようにしているそうです。

「すぐにホコリが溜まってしまう床だけは、毎日、思い立ったときにワイパーやコードレスのスティック掃除機をかけるようにしています。時間的に隅々まで磨くのは難しくても、とりあえず床だけでもピカピカにしておけば、快適に過ごせます。また“時間のない平日に、自分でできるのはここまで”と、あらかじめ範囲を決めておけば、忙しくてお掃除できないことに焦ったり、少し散らかってもイライラしたりすることがありません」(tottoさん)

 

tottoさんは平日、じっくりお掃除できない代わりに、週に1度、休日や時間に余裕があるときに、玄関、床、トイレを念入りに水拭きするのだとか。

「毎日、水拭きすることによる部屋の快適さは想像できるのですが、私の場合、時間のかかる掃除は“できるときにまとめて行う”方がラクですね。私自身、お掃除が得意というわけではないのですが、お掃除を億劫に感じる方は、雑誌などで紹介されているさまざまな掃除法から、ご自身の生活スタイルに合ったものをいくつか選ぶのも手だと思います。『ここは毎日磨く』『ここは休日にやる』などの決まりごとをつくり、自分のルーティンワークにすれば、日々の暮らしの中で無理なくお掃除できるようになると思います」(tottoさん)

 

ルール 4

スケジュールは“紙”に書いて管理する

近頃は、スマホアプリでスケジュール管理をする人が増えていますが、tottoさんは紙のスケジュール帳に“手書き”することで、たくさんの予定を頭の中でしっかり整理するようにしているそうです。

「予定が決まったら、その場で手帳に書き込むようにしています。書くことで記憶が定着しますし、予定を書き込むのも、スマホより手で書いた方が早いので、私は手書きする方が好きですね。仕事もプライベートも家族の行事も、すべての予定を1冊のスケジュール帳にまとめているので、それを開けば、すべての予定を把握できます。家族の予定を考慮しながら仕事を進めたり、食事の準備をしたりできるので便利ですよ」(tottoさん)

 

また「スケジュールを書き込むときはコツがあります」とtottoさん。

「私の場合、スケジュールが1日1マスになっているマンスリータイプのスケジュール帳に書き込んでいます。1日当たりの書き込みスペースが小さいのがデメリットですが、月全体の予定がひと目でわかるので、ずっとこのタイプを使っています。予定の書き方は、レシピ撮影のみを四角で囲んで強調し、特に目立つようにしています。こうすることで、撮影本番の目標に向かって日付をカウントしながら、やるべきことを組み立てて、しっかりと準備を進められるんです」(tottoさん)

スケジュール帳は、この7、8年ほど、モレスキンのマンスリータイプを愛用。「シンプルな見た目と、バッグに出し入れしやすいサイズ感が気に入っています」(tottoさん)

 

tottoさんがスケジュールを立てるに当たって、効率よく動くために気をつけていることとは何でしょうか?

「仕事の打ち合わせの間に撮影用の食器類をリースしたり、娘の習いごとの送迎の間に買い物を済ませたりするようにしています。外出の予定があるときに他の予定を入れることで、時間を有効に使えますからね」(tottoさん)

 

いつも明るい笑顔で、周囲の人たちを和ませてくれるtottoさん。そんな朗らかな性格も彼女の魅力ですが、家事に、子育てに、仕事にと、フル回転の毎日の中で、思い悩むことなどないのでしょうか?

「すべてを完璧にこなすことは不可能なので、手を抜くところは抜き、疲れたときは休み、食事をつくれないときには外食もします。そうやって、何でもがんばりすぎないことが、結果的に自分のペースをくずさず、生活を楽しく回していける原動力になっていると思います」(tottoさん)

それでも、本当に余裕がないとき、tottoさんは“魔法の言葉”を自分に言い聞かせているそうです。

「『大丈夫!』といい続けていると、本当になんとかなるんですよね。だから、大変なときこそ『なんとかなる、大丈夫!』というようにしています」(tottoさん)

 

──取材を終えて──

今回、tottoさんのマイルールを取材していて印象的だったのは、家事も子育ても仕事も、無理せず楽しく効率化している、ということ。それは、tottoさんのマイルールが「こうしなければならない」というものではなく、心地よく暮らすことを目標に考えられたルールだからです。

「どうすれば、もっとラクにできるか」、「どうすれば、もっと快適になるか」……。そんなことを念頭に置きながら、皆さんも自分だけのルールをつくってみませんか? 生活がスムーズに回り始めるとともに、毎日がもっと楽しくなりますよ。

 

教えてくれた人

totto(黄川田としえ)さん

料理家・フードスタイリスト・tottorante主宰。メディアでのレシピ開発、フードスタイリング出演などをはじめ、料理講師、イベントでの出店やレセプションなどのフードケータリングなど多岐にわたり活動。また、子どもの心と体をサポートする「こどもレストラン」など、家族で楽しめるワークショップを各地で開催している。著書に『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)がある。11歳の女の子と16歳の男の子のママ

【HP】https://toshiekikawada.com
【Facebook】https://m.facebook.com/tottorante/
【Instagram】@tottokikawada

 

 

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