実感レポ

知ってました?「自動おそうじ機能」付きエアコンも、実はお掃除が必要なんです!

文/石井和美 写真/下城英悟(GREEN HOUSE)

2018.10.29

自動でフィルター掃除をしてくれるエアコンは「お掃除をしなくてもいいもの」と思い込み、全くお掃除をしたことがない、という人も多いのではないでしょうか? でもそれ、実は大きな間違いなのです。

一般的に、自動でお掃除してくれるのは「エアフィルター」だけ。でも、エアコン全体を見ると、実はお掃除すべきポイントが、まだまだたくさんあるのです。そこで今回は「自動おそうじ機能」付きエアコンのお掃除方法について、三菱電機の方にうかがいました。

●フィルターのほかに重点的にお掃除しておきたい場所とは?

──自動でフィルター掃除をしてくれるエアコンをお使いのご家庭で、お掃除する必要がある箇所は、どこでしょうか?

「エアコンが汚れる箇所としては、フィルターのほかに『熱交換器』、『ファン』、『通風路』が挙げられます。これらにはホコリだけでなく、空気中に含まれる油分なども溜まりやすくなっています。ファンや通風路まで手が届くエアコンというのはあまりないので、お掃除するのは難しいのですが、アルミでできた熱交換器は、掃除機などで定期的にホコリを吸い取ることをおすすめします。内部の清浄を怠ると、ニオイやカビの原因になることもあるのです」

 

──熱交換器やファン、通風路といった箇所は、パーツが多くてお掃除するのは大変そうですね……。どうしたらいいのでしょうか?

「フラップが外れないタイプのエアコンは、高い専門知識を有する業者の方に依頼し、3〜5年に一度くらいの頻度で内部まできちんとお掃除してもらうのが確実だと思います。三菱電機の製品であればまずは、【お買上げいただいた販売店】か【三菱電機修理受付センター】にご相談ください。」

 

●エアコン用の洗浄スプレーは使ってもいいの?

──ホームセンターなどで販売されているエアコン用の「洗浄スプレー」は、使っても大丈夫でしょうか。

「三菱電機では、洗浄スプレーの使用をおすすめしていません。三菱ルームエアコン『霧ヶ峰』では、汚れがつきにくいよう、あらかじめ熱交換器に『ハイブリッドナノコーティング』を施しているのですが、洗浄スプレーの成分によっては、そのコーティングが落ちてしまう可能性があるからです。他社のエアコンでも、最近は内部にコーティングを施した機種が増えているため、やはり洗浄スプレーの使用は推奨されていないようです」

 

フラップを取り外せるエアコンなら、お掃除が簡単で内部も清潔に保てます

ニオイやカビのことを考えると、エアコンのお掃除はとても重要です。でも、実際にお手入れするとなると、なかなか難しいというのが実情でした。

その点、三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」は、一部機種を除いて、前面パネルやフラップなどのパーツを取り外せるようになっています。今回、実際に試してみたのですが、短時間で簡単に外すことができました。

前面パネルや上下風向フラップは、外した後に丸洗い可能。さらに、左右風向フラップを引き出すと奥まで手を入れられるので、通風路を布などで簡単に拭くことができました!

上下風向フラップは外して洗えます

 

左右風向フラップは手前に引き出すことができます

 

このように引き出せば、通風路へ手を入れることが可能に

 

掃除しにくい通風路も布で拭けばスッキリきれいに

 

また、奥にある筒状のファンは取り外せませんが、ここもかたく絞った雑巾などで拭いたり、掃除機でホコリを吸い取ったりすることができます。掃除機は、先が細くなったブラシなどを付けてお掃除すると便利ですね。

 

そして、三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」で特徴的なのは「フィルターおそうじメカ」の構造。自動でエアフィルターをお掃除してくれる「フィルターおそうじメカ」自体を、丸ごと取り外せるのです。外すと、内部の熱交換器にまで手に届くので、簡単にお掃除することができます。

ただし、熱交換器に直接触れると、手などをケガすることもありますので、掃除機を使ってホコリなどを吸い取るようにしましょう。ちなみに、ファンや熱交換器のお掃除には、エアコン専用の掃除機用ノズル「専用おそうじ簡単セット MAC-103SS」があると便利。一般的なキャニスター型掃除機に使える汎用タイプで、エアコン内部のホコリも吸い取ることができます。

◆専用おそうじ簡単セット MAC-103SS
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/wink/ssl/displayProduct.do?pid=290139&ccd=1040108113

「フィルターおそうじメカ」は丸ごと取り外せます

 

鈍く光るアルミの部分が熱交換器です

 

先に毛の付いた掃除機でホコリなどを吸い取ります

 

「専用おそうじ簡単セット MAC-103SS」があればエアコンのお掃除がより簡単!

 

高級感があり、デザイン性の高さで定評のある三菱ルームエアコン「霧ヶ峰 FLシリーズ」も、フラップやルーバーを取り外せるよう設計されています。こちらには自動おそうじ機能こそ付いていませんが、熱交換器を前面からお掃除できるので、ラクにお手入れできますね。

美しいFLシリーズも、お手入れのことを考えられた設計になっています

 

左右風向フラップはちゃんと引き出せます

 

前面パネルを外すと熱交換器が見えます。ゴミは掃除機で吸い取ります

 

三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」は、前面パネル、フラップ、ルーバーが外れるので、奥まで手が届き、中までキレイにお掃除できました。エアコン内部までキレイになるので、ニオイも気にならなくなり、気持ちよく過ごせそうです。

 

●フィルターはもちろん、ファンや熱交換器のお掃除で省エネ性が大幅アップ!

ところで、エアコン内部が汚れていると電気代が高くなる、といったウワサがありますよね。その真相について、再び三菱電機の方にうかがいました。

 

──定期的にエアコンをお掃除すると、どの程度、省エネにつながるのでしょうか。

「フィルターのお掃除をしないと、エアコンのフィルターがホコリで目詰まりし、運転効率が下がってしまいます。きちんとお掃除をしてホコリを取り除いてやれば、ムダに使われていた電気代を節約できますよ。ファンや熱交換器までお掃除してあげれば、さらに電気代のムダをカットできるんです」

 

エアコン各部は汚れることで、運転効率がかなり低下します。三菱電機によると、フィルターが汚れると約30%、ファンでは約40%、熱交換器では約30%もの効率ダウンにつながるといいます。つまり、ファンと熱交換器の汚れを放置しておくと、最悪の場合、単純計算で約7割も運転効率が悪化してしまうわけです(※)。フィルターのお掃除だけでは不十分なんですね。

その点、三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」なら、各部を取り外して内部までお掃除できるので安心。もし、ご自宅で分解できないタイプのエアコンをお使いの場合は、自分でできるところまでしっかりとお掃除し、数年に一度の頻度で、専門業者に内部まで徹底的にお掃除してもらいましょう。

霧ヶ峰Zシリーズなら、汚れにくい上に、全自動掃除機能付き!さらに、自分で中まで簡単にお掃除できるから、清潔さにこだわりたい方にオススメです。

 

エアコン購入時は、消費電力などの項目ばかりチェックしがちですが、「お掃除のしやすさ」というポイントは、実は省エネの実現に直結する部分。衛生面においても、重要なポイントといえますね。

ちなみに、わが家のエアコンの中を懐中電灯の光を当ててチェックしてみたところ、ゾッとするほど汚れていました……。これはすぐにお掃除が必要です! 皆さんも季節の変わり目には、エアコンのお掃除をぜひお忘れなく。

 

※三菱電機調べ。ハイブリッドナノコーティングなしのエアコンで10年使用後の汚れを想定

 

三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/

 

文/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

 

●こちらの記事もおすすめです

暑がりな子どもと、寒がりなママ。家族がリビングに集うとき、体感温度の違いで空調の調節に困ることってありませんか?

真夏にエアコンをつけようとしたら、思いどおりに動かない……なんて場面は、想像したくないですよね。そんな悲惨な状況を防ぐために、真夏のフル稼働時期を迎える今こそ、エアコンの状態をしっかり点検しておきましょう。

長時間の空調機の使用は乾燥するからちょっと苦手、という声を聞きます。つけっぱなしで寝て、朝起きてみたら喉が痛い……。これ、実はちょっとした対策で解決できるのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加