実感レポ

扇風機ではダメ!? 衣類乾燥除湿機で部屋干しすべき理由

文/石井和美 写真/石井和美、PIXTA

2017.06.26

天気のいい日に洗濯物を干すのは気持ちがいいものです。しかし、最近は高層マンションなど、洗濯物をベランダに干すのがNGという住宅も増え、また、花粉やPM2.5などの影響もあることから、洗濯物を部屋干しをする人が増えています。

しかし、エアコンや浴室乾燥機、扇風機……など、洗濯物を早く乾かすためにいろいろな家電を使ったり工夫をしたりしても、部屋干しではなかなか乾きにくく、乾きムラが出る場合も。特に“生乾き”はイヤなニオイの原因になり、うっとうしい問題です。そこで今回は、そんな悩みを一気に解消する“衣類乾燥除湿機”をご紹介します。

「洗濯物を乾かすために、わざわざ家電を購入するのも……」と迷っている方も多いようです。しかし、短時間で乾かせるために電気代などのコストが安く、生乾きのニオイなど部屋干し特有の悩みからも解放される優れモノということもあり、今、とても売れている家電のひとつ。各メーカーからは、さまざまなタイプの衣類乾燥除湿機が登場しています。

        素早く乾かせる衣類乾燥除湿機は、今、注目の家電です

なかでも今回は、コンパクトで場所をとらない三菱電機の衣類乾燥除湿機「サラリ」を例に、衣類除湿乾燥機を使うメリットについて解説します。

 

そもそも、衣類乾燥除湿機ってどんなもの?

部屋全体の湿気を取り除き、冬場の結露対策としても有効な除湿機は、知っている方も多いですよね。ここからさらに「除湿されたカラッとした強い風を洗濯物に当てて早く乾かせる」という、進化した除湿機が衣類乾燥除湿機なのです。

こちらは三菱電機の衣類乾燥除湿機「サラリ」。一見、ふつうの除湿機のようにも見えます

電源を入れるとルーバーが動き、カラッと乾いた強風が出てきます

 

乾いた風を当てることで早く乾燥! 電気代も安く済む

洗濯物をそのまま室内に干す場合と、洗濯物に風を当てて干す場合とを比較すると、当然、風を当てて干した方が早く乾きます。「それなら、扇風機でもよいのでは……?」と扇風機を活用する方もいます。

しかし、梅雨時の高湿度の部屋で扇風機を回しても、水分をたっぷり含んだ風を洗濯物に当てることになり、そんなに早く乾きません。でも“除湿された乾いた風”を当てると、より短時間で洗濯物の乾燥が終わり、また部屋の空気のジメジメ状態も防げるのです。

コンプレッサー方式を採用している衣類乾燥除湿機であれば、消費電力を抑えながら安定したパワフルな風を送り出し続けられるのです。

風の出方が見えやすいようドライアイスを使った実験。かなり強い風が出ていることがわかります

「部屋干しをすると、うまく乾かず、乾くまで時間がかかる」という積年の悩み。衣類乾燥除湿機が注目されている背景には、そんな悩みを解決してくれる機種が登場してきたことも大きいのです。

 

コンパクトでハイパワー! コンプレッサー方式の三菱電機「サラリ MJ-120MX」が頼もしい

 今、衣類乾燥除湿機のなかで特におすすめなのは、三菱電機の「サラリ」です。気に入った点は、サイズがコンパクトなこと。小さなボディに高い技術が満載されており、何より洗濯物の乾きが早いことに驚きました。

「サラリ」は、温・湿度センサーに加え、洗濯物の湿っている部分だけを高精度の赤外線センサー“3Dムーブアイ”で見つけます。LEDの「光ガイド」で照らしながら濡れている場所を探し、その部分を集中的に乾かしてくれるのです。逆に、照らされてない部分は乾いているので、効率よく乾燥させることができてとても便利。ちなみに夜間など光が気になるときは、ライトをオフにできます。

緑色のLED「光ガイド」が搭載されています

 狭い場所で乾かすと早く乾きます。スムーズに排水できるお風呂場での使用がベスト!

また、お子さんがいる家庭ならではの悩みとして、体操着の洗濯があります。替えが少ないのに運動会前などは毎日のように洗濯しなければならず、天気の悪い日はなかなか乾かないことも。そんなときは、特急で乾かせる“ズバッと乾燥”モードが便利。操作パネル部の方向スイッチを使って、センサー光のガイドを衣類の中央に当てれば、その衣類だけを集中的にしっかり乾燥。ムダな場所に風を送ることがありません。

体操着だけを狙って乾かします。どこを乾かしているのか、光で照らしてくれるのですぐにわかりますね。

ベースは除湿機なので、湿気もよくとってくれます。3時間ほどでこんなに水が溜まっていました

浴室などで使用する際は、ホースをつないで連続排水できるオリジナル機能も搭載されています。この機能があれば排水の手間がなく、長時間使えて便利です。コンパクトで場所をとらず、大きなハンドルで持ち運びやすい点も気に入りました。

ホースをつなぐことで、水を直接、捨てることができます

もちろん、除湿機としても大活躍。部屋をカビから守る“部屋サラリ”機能は、1日1回、部屋の湿度をドライ状態にキープし、カビが発生しにくい環境を実現してくれます。約3m届くというロング気流で部屋の隅々まで風が届くので、湿気がこもりやすい梅雨時には大活躍です。“衣類乾燥”除湿機ですが、除湿機自体の性能が優秀である点も、うれしいポイントです。

 

メリットが多い衣類乾燥除湿機は、今、家電のプロの間でも注目されているジャンル。使ってみると予想以上に出番が多くなる、おすすめの家電です。

 

文・写真/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

 

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