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真夏になる前に絶対やるべき! 簡単にできる「エアコンのセルフチェック」

文/ニクイねぇ! PRESS編集部 画像/PIXTA

2018.07.02

真夏にエアコンをつけようとしたら、思いどおりに動かない……なんて場面は、想像したくないですよね。近年の真夏の暑さは、ご高齢の方などが家の中にいながら熱中症になってしまうほど深刻です。エアコンが稼働しない=涼しくならないということは、もはや生活できないといっても過言ではありません。

そんな悲惨な状況を防ぐために、真夏のフル稼働時期を迎える今こそ、エアコンの状態をしっかり点検しておきましょう。ここではそのチェックポイントについて『All about』の家電ガイド・滝田勝紀さんに解説してもらいました。

 

 

★チェックポイント1

電源部分のがたつき・ゆるみ、変色やホコリの付着

エアコン自体が最新機種で、部屋を快適にしてくれる先進機能が装備されていても、電源がきちんと入らなければ、宝の持ち腐れ。それどころか、電源不良が原因の重大事故も発生してしまいます。まずは、電源プラグやコンセント部分をセルフチェックしたいですね。

 

nite(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)によると、平成23年度~平成27年度の5年間で、扇風機やエアコン使用中の事故が570件報告されています。そのうち平成27年度だけを見ても、81件(扇風機18件、エアコン63件)の事故が報告され、そのうち70件(86%)が火災に至ったとのことです。

●エアコン事故の注意と防止について
https://www.nite.go.jp/data/000004295.pdf

製品評価技術基盤機構のホームページです。nite製品評価技術基盤機構 2017/05/25 「夏に多発!扇風機の経年劣化やエアコンの電源コードのねじり接続で火災のおそれ~使用前に扇風機の動作やエアコンの電源コードを必ず確認しましょう~」の情報を掲載しました。

エアコンを使用していない間に、電源プラグやコンセントにホコリが溜まってしまった場合は、乾燥した布などできれいに取り除きましょう。

さらに、コンセントにがたつきや、ゆるみが見られたり、電源コードにキズがあるなどに気づいたりした場合は、すぐに電源プラグを抜いてメーカーの修理サービスなどに連絡し、安全点検を依頼してください。

 

 

★チェックポイント2

エアコンフィルターの汚れ

冬にエアコンで暖房を使用したまま、掃除しないで放置しているというご家庭も多いのではないでしょうか。目詰まりなどの理由でフィルターが汚れたままエアコンを使用すると、思いどおりの出力で冷風を出せません。さらに、設定温度に近づけようとエアコンが自動で風量を強めるため、電気代が高くなる原因にもなります。

また、エアコン始動時に漂う不快なニオイは、内部の汚れが原因。フィルターにカビが生えているからなのです。効率よく稼働させ、経済的かつ快適に部屋を冷やすためにも、フィルターの汚れは必ずチェックしてください。

フィルター自体の掃除は簡単です。多くのモデルは、フロントパネルを持ち上げると、目の前にメッシュ状のフィルターが搭載されているはず。まずはそれを取り外し、目詰まりの原因となっているホコリをきれいにしていきます。掃除機の弱モードなどを使い、フィルターをキズつけないようホコリを吸い取った後、軽く水洗いして乾燥させればOKです。

 

併せて、エアコンを使ってない時期に、室外機の前に障害物が置かれていないかどうかも確認しておきましょう。室外機は、室内の空気を屋外に排出する大切なもの。目の前に障害物などがあると排熱効率が下がり、電気代アップにつながっていきます。

 

 

★チェックポイント3

リモコンで冷房運転を一定時間行う

リモコンが正常に作動するかどうかの確認もお忘れなく。使用していない間に、リモコンの電池が消耗してしまうこともしばしばあります。ボタンを押しても反応が悪い、液晶パネルの表示が薄いなどの場合は、電池をすべて新品に入れ替えて下さい。

リモコンの作動を確認したら、冷房の試運転を行います。リモコンで「冷房」に設定し、設定可能な最低温度に合わせて一定時間、フル稼働させます。しっかりと吹き出し口から冷風が出ていることを確認しましょう。このとき、最低30分程度は動かしてみることをオススメします。

 

また、フル稼働させて20分くらい経過したら、エアコン本体から水漏れしていないかを確認してください。吹き出し口から水が垂れてくるなど異常を感じた場合は、すぐに使用をやめてメーカーのサービスに連絡してください。

 

 

最新機種のエアコンには、内部の状態を光で知らせる機能や、リモコンにエラーコードが表示される機能が搭載されています。もし見慣れないサインを見つけたら、製品の取扱説明書を見てエラーの状態を把握しましょう。

それでも不安な場合は、メーカーのサービスに問い合わせましょう。その際、エアコンの機種名や機番、何年式のどのモデルかなどを事前に調べておけば、より早く的確な回答が得られたり、点検・修理の際にサービスマンの修理がスムーズに行われたりと、さまざまなメリットがあります。

 

ちなみに三菱電機のルームエアコン「霧ヶ峰」のホームページには、本格的な冷房シーズンを迎える前に、自身でのエアコン点検を呼びかけるバナーリンクを設置しています。問い合わせが急増するシーズン前に、ぜひそちらを確認しながら、エアコンをチェックすることをおすすめします。

●三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」/エアコン点検のポイント
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/shared/pdf/systemservice201805.pdf

 

 

教えてくれた人

滝田勝紀さん

『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電製品の担当を10年以上務める。とくにロボット系家電やIoT家電に精通。毎年秋にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA」ほか、海外の家電イベント/家電メーカーの取材経験も豊富

 

 

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