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花のプロがおすすめ! 初心者でも育てやすい観葉植物5種

文/ニクイねぇ!Press編集部 写真/藤本和史

2016.05.23

お部屋のインテリアとして、男女問わず人気の観葉植物。さわやかに部屋を彩ってくれるグリーンは大好きだけれど、育てるのが難しそうだから……と諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。そこで、展示会やウェディングの装飾などで幅広く活躍中のフラワーデザイナー・三宅さとこさんに、初心者でも育てやすいおすすめの観葉植物5種と、育て方のコツを教えてもらいました。(※それぞれの価格は参考価格です。器や植物の大きさ等で前後しますのでご了承ください」)

 

1.  多肉植物

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特徴:乾燥気味に育てるので水やりも控えめで育てやすい。アンティーク風やレトロなお部屋に合います。100円ショップなどでも販売されており、入門用としては最適。

参考価格:100~3,000円

 

2. シュガーバイン

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特徴:繊細な5枚葉が可愛いイメージ。ツル状に垂れていくので、風通しの良い部屋に飾るのがオススメです。庭先や玄関といった外で育てても大丈夫ですが、葉っぱが薄いため、できるだけ直射日光にあてるのは避けたほうがいいでしょう。

参考価格:300~3,000円

 

3. フィカス・アルテシマ(ゴムの木)

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特徴:葉っぱは、形状が丸く、淡い黄緑。茎の曲がりが特徴。インテリアでは絵になる。テーブルサイズから2mくらいまでと、大きさはさまざま。手間ひまをかけて“株分け”で増やしていきたい人にオススメです。

参考価格:3,000~20,000円

 

4. ペペロミア

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特徴:肉質のある葉っぱで水分を多く含んでいるので、育てやすいのが特徴。品種違いで葉の色や形状が異なるので、個性的なインテリアにこだわりたい人向き。葉脈の種類やカラーも豊富に選べ、寄せ植えにしてもOKです。

参考価格:400~3,000円

 

5. ガジュマル

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特徴:個性的な幹の形が好まれています。幹は変わらず、葉っぱが伸びていくので剪定をしてあげると、育ちが良くなります。

参考価格:1,000~5,000円

 

おすすめ観葉植物5種、育て方のコツ

── 5種それぞれ、葉の形や色に個性があって素敵ですね。育て方のコツを教えていただけますか。

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「もちろん、ものによって違いますが、比較的マメに水をあげたほうがいいのが、シュガーバインです。これは水が切れると元気を取り戻しにくいので、春・夏は3日に1回くらい、土の表面がしっとりするくらい水をあげてください」

── では、一番水をあげなくても大丈夫なのは?

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多肉植物です。これは葉っぱの中と茎の中に水分を多く含んでいるので、あまり水をあげ過ぎると根腐れが起きてしまいます。多肉植物の次にペペロミアが近い性質を持っていて、これも水のあげ過ぎには注意が必要です。置き場所にもよりますが、冬場は表面が乾燥し始めたらたっぷりあげてください。環境にもよりますが、頻度としては4〜5日に1回くらいですね」

 

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「ペペロミアの次が、フィカス・アルテシマ(ゴムの木)です。サイズ違いがいろいろと売られていますので、自分の置きたい場所に合わせて選ぶ楽しみがあります。大体1mくらいから2mくらいのものが、育つ経過も見られて人気です。基本的には室内用ですが、春・夏の時期なら外に置いておいても大丈夫ですよ。

観葉植物のなかでも暖かい場所で生まれたものなので、気温がマイナスになるような寒い場所には適していません。葉っぱが大きいので、ホコリが溜まらないように手入れしてあげるといいですね。もともと強い植物ですので、そのあたりに気をつけてあげれば大丈夫です」

── ガジュマルも暖かい場所で育つイメージがあります。グニュグニュ曲がった幹が特徴的です。育てていくと、沖縄のガジュマルみたいに大きくなるのですか?

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ガジュマルは、幹の形で選ばれることが多く、男女を問わず、躍動感を好まれる方におすすめです。サイズも店頭や地域、品種によってさまざま。ただ、沖縄のガジュマルとは品種が違いますから、あんなに大きくはなりません(笑)。近くで見ると面白いので、個人的には小さいサイズをお部屋に飾るとカワイイと思います。葉っぱが伸びるので、重なる部分を剪定してあげてください」

── 剪定……。具体的にどうすればいいのですか?

「葉っぱが重なる部分などを少し間引いてください。ホコリが載る原因になりますし、虫もつきやすくなります。“風通しを良くしてあげる”ことが重要ですね」

── それぞれの寿命はどれくらいでしょうか。

「特にありません。ちゃんと面倒をみてあげれば、いつまでも生きていきます。増えてきたら“株分け”で違う鉢に移せますしね」

── 実は以前、観葉植物を育て始めたのですが、すぐに枯らしてしまったんです……。

「ポイントはやはり“根腐れ”を防ぐことですね。水をやりすぎると湿気で根っこが腐り、水を葉っぱに吸い上げることができなくなります。見た目で判別するのは難しいのですが、目安としては土を少しよけてみて、根っこが緩んでいたり、変色していたりすると危険です。

逆に乾燥の度合いですが、土がサラサラで白くなっていたら水をあげてください。土に触れて湿り気具合を確認することが大事です。

それでも枯らしてしまった、という方も多いですが、それは、植物を“置く場所”や“季節”で状態がまったく違うからなんです。ですから、先ほどの水やり頻度は、あくまで“目安”だと思ってください。あまり『水やりは3日に1回だ!』などと堅く考えずに、その環境に合わせた植物のコンディションを見てあげるのが、植物を育てるうえでの秘訣ですね」

最後に“もっとも気をつけるべきNGポイント”をうかがったところ、「水のやり過ぎ」と「長時間の直射日光」という回答が。これらに気をつけて、観葉植物のある暮らしをぜひ楽しんでくださいね!

 

おしえてくれた人

三宅さとこさん

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庭園デザイナー・石原和幸さんの下、“フラワーコーディネーターチーフ”としてカフェ・ショップ「青山 風花東京」に勤務。現在は、全国各地の結婚式会場やホテルを中心に、展示会やウェディングの装飾、アーティフィシャルフラワーを使用する緑化施工(壁面緑化等)などを制作。さまざまな空間装飾に携わる。

 

 

 

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