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初心者でも大収穫! ガイドに教わる山菜採りの楽しみ方と注意点

昔と変わらず、人気の高い山菜採り。自然の恵みを味わえる山菜ですが、初心者にとっては「そもそも誰かが所有している山で山菜を採っていいのか」「危険な毒草を見分けられるのか」「初めてでも山菜は採れるのか」……などなど、さまざまな疑問があります。そこで、埼玉県飯能市エコツアーとしてNPO法人 西川木楽会が実施している「ユガテの春を楽しむ~観察会と山菜採り~」に参加。山菜を採りながら、植物観察や自然の生態系・生物多様性について学べる内容で、募集が始まるとあっという間に埋まる大人気ツアーです。集合場所は都心から電車で1時間ほどの西武池袋線「東吾野駅」。自然あふれる春のフィールドで、山菜採りについて学んできました。ガイドしてくださったのは、森林インストラクターの佐藤永治さん。まずは、いまどきの山菜採り事情やマナーについて、緑濃い景色のなかを歩きながら佐藤さんにうかがいました。−−そもそも、山は誰かが所有していると思うのますが、山菜を採ってしまって大丈夫なのでしょうか。「この山は地元の有志でハイキング道をつくって、誰でも入れるようにしました。ハイキングに来てくださる方を歓迎していますので、山菜を採っていただいてもかまいません。ただし、山菜が自然に生えているところではなく、人の手によって育てている場所や希少な高山植物などがある場所、ハイカーが大勢訪れる場所などでは、ハイキング道があっても禁止されているところがあります。場所によってルールは異なりますから、きちんと守っていただきたいですね」−−いま山菜採りが大人気ですが、最近になって昔と変わったことはありますか?「飯能の山では、木の枝葉や樹皮を食べるシカの増加が深刻な問題になっているんです。ここ数年で急に増えたもので、山菜なども根こそぎ食べられてしまいました……。そのため一部は、柵で囲って木や山菜を保護しています」−−昔は、柵で囲まれたところで山菜採り、なんてなかったですよね。「そうですね。森を守っていくために仕方のない措置です」シカよけのために張られたネットのなかは山菜が豊富。みなさん夢中で山菜採りを楽しんでいますシカに荒らされていないからか、こんな立派なウドも!−−山菜採りをする際、ハイカーに守って欲しいことはありますか。「特にはないですね。最近のハイカーはマナーがよいので助かっています。ゴミは持ち帰っていただきたいのですが、いまは山にゴミが落ちていることはほとんどありません」 まぎらわしい毒草や漆には要注意楽しく、健康的で、採れたらおいしく食べられる……といいことずくめの山菜採りですが、注意しなければならないのは、誤って毒草を取らないようにすること。毒草や毒キノコは、毎年誤って食べてしまう方が後を絶たないそうです。うっかり食べてしまうと、嘔吐、下痢、手足や指のしびれ、麻痺などの中毒症状を起こします。重症の場合には死に至ることも。まぎらわしい山菜について、佐藤さんが解説してくれました。 ■セリと毒ゼリさっそく、きれいな小川のほとりでセリを発見! 香りがよく、人気の高い山菜です。しかし、注意してほしいと佐藤さん。「毒ゼリに注意しましょう。毒ゼリは葉の先端が大きく、根元を切ると竹のような筒状になっています」とのこと。それぞれの特徴や見分け方などは、こちら(東京都薬用植物園 セリとドクゼリ)も参考にしてみてください。これが食べられるセリ。摘みたては香りが強いのが特徴。毒ゼリは見つけられませんでしたが、根元を切ってみてなかが中空になっていたら要注意です ■ニリンソウとヤマトリカブト(毒草)白い小さな花が咲いているのがニリンソウ。有毒のヤマトリカブトと非常に似ている川辺に群生していたのは、ニリンソウです。有毒なヤマトリカブトに葉の形状や生え方が酷似している植物。トリカブトの花は紫なのですが、食用としては芽生え時期の葉の状態で取るため、見分けがつかず、事故に至るケースもあるそうです。佐藤さんは「ニリンソウとヤマトリカブトは同じ環境に生えていて、非常に見分けがつきにくい。ニリンソウを見つけたと思っても、食べずに鑑賞しておくだけにしておいた方がいいでしょう」と警告していました。こちら(東京都薬用植物園 ニリンソウとヤマトリカブト)も参考にしてみてください。 ■キノコ類人が原木で育てている椎茸などのキノコはもちろん大丈夫ですが、上の写真のように、地面に生えている野生のキノコは要注意。「プロでも見分けがつきにくいですね」と佐藤さん。キノコ類は毒性が高いものも多いため、無毒の品種であるとはっきりしたもの以外は食べないようにしましょう。 ■漆にも注意を!山菜ではありませんが、注意してほしいのは漆(うるし)。道の脇にたくさん生えていました。「さわるとかぶれますから、歩くときには注意してください」と佐藤さん。低い位置にもあるので、お子さんといっしょの場合は特に注意してあげてください。実際に山に入ってみると、見分けのつきにくい山菜が多いことに驚きました。山の標高や日当たりによって、山菜の種類がガラリと変わります。歩きながら、参加者たちからは「これは食べられますか?」という質問が多くありましたが、食べられないものも多く、山菜採りの初心者が見分けるのは難しいものだと感じました。初心者の方は、森林インストラクターなどに同行し、まずは植物をよく知ってから山菜採りを楽しむことをおすすめします。 2時間で大収穫! アクの強い山菜は天ぷらで 自然いっぱいの野山を歩き回り、山菜採りに夢中になること2時間。ワラビ、ウド、タラノメ、セリ、モミジガサ、サンショウ、シオデ、リョウブ、ハナイカダ、ノビル、タカノツメ、ミツバ……。こんなにたくさんの種類の山菜を採ることができました。佐藤さんが気づいて教えてくれなければ、採れなかったものばかりです。ちょっとアクを感じる山菜は、天ぷらにして食べるのが一番。たくさん採れたワラビはアク抜きが必要で、すぐに天ぷらにすることはできませんでしたが、その他の山菜は調理できました。山菜天ぷらは香りがよく、採りたての贅沢を味わうことができました。こんなにおいしい山菜ですが、ものすごく大量に採ってしまう人もいると聞きます。それについて佐藤さんにうかがうと「売ることが目的で大量に採るようなことはしてほしくありませんが、家で食べきれる程度を採っていただくのはかまいません。ただ、山菜を見つけたからといって、その場所にある山菜を根こそぎ採ってしまうと、翌年に生えなくなってしまうこともあります。すべて採るのではなく、少し残していただければ、と思います」とのこと。森林の生態系から生まれた恵みをいただく山菜採り。初心者でも、ガイドの方といっしょなら、危険を避けながら十分に楽しめます。ルールを守り、誰もが毎年楽しく山菜を採れるようにしたいですね。 教えてくれた人佐藤永治さんNPO法人 西川木楽会 森林インストラクター。飯能市エコツーリズムのガイドを始めて5年。森林を次世代に残していくために、ボランティアによる森づくりに力を入れている。飯能市エコツーリズム http://hanno-eco.com/※本記事の取材は2016年4月に行ったものです。2017年の「ユガテの春を楽しむ~観察会と山菜採り~」ツアーは、4月23日(日) 9:00~14:30に開催予定。 文・撮影/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。 ●こちらの記事もオススメです![glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_1216/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_1901/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_644/"]

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知らなきゃ損! 料理の幅が広がる「葉物野菜」マンネリ解消レシピ5

サラダにしたりお味噌汁に入れたり、寒い時期なら鍋の具材にと、ついいつも似たような使い方をしてしまいがちな葉物野菜。もっといろいろな料理に使いたいけれど、イマイチおいしい食べ方がわからない。特売日に買いだめしても、なかなか使いきれない……。そんな方は少なくないはず。実は、葉物野菜は合わせる食材や調理方法を工夫するだけで、マルチに使える便利な食材なのです。そこで今回は、料理家の橋本彩子さんに、買いだめ食材も難なく使い切れる“フレッシュな葉物野菜レシピ”を教えてもらいました。「生で、もしくは、ゆでて食べるイメージが強い葉物野菜ですが、お肉やベーコンなど、旨味のある食材といっしょに調理すると、食べやすさがアップして量もたくさん摂れます。苦味やアクを軽減するには、オイルを使ったり揚げたりといった、ひと手間を加えること。生だとお子さんがなかなか食べてくれない……というご家庭も多いようですが、春菊サラダのようにドレッシングを工夫すれば、格段に食べやすくなりますよ」(橋本さん) Recipe 1  レタス半玉を贅沢使いレタスたっぷり肉巻き焼き「2人分のレシピで1/2玉分のレタスをたっぷり使ったレシピです。塩もみしたレタスにお肉を巻いてボリュームアップ。レタスは水気があるので、ソースがさらさらしていると、はっきりしない味になってしまいます。最後に冷たいバターを入れ、お肉とよく絡むとろみのあるソースをかければ、ごはんとの相性も抜群!」(橋本さん) 材料(2人分)レタス…1/2個豚ロース肉(薄切り)…4枚バター…5g薄力粉、塩、コショウ、ごま油またはサラダ油…各適量 <A>しょうゆ、みりん、日本酒…各大さじ1 つくり方(1)レタスは適当な短冊状に切り、塩少々(分量外)をふり、軽く揉んで10分ほど置く。その後水気を絞る。(2)豚肉を2枚、互い違いに広げて塩、コショウをふり、上に丸めた(1)を置く。豚肉で(1)を巻き、球状や俵状に形を整える。(3)熱したフライパンに油をひき、薄力粉をはたいた(2)を並べて、中火弱で転がしながら焼く。火を止めて<A>を加え、絡める。最後にバターを加えて、ソースにとろみをつける。 ★Point レタスは塩もみして水気を絞る「レタスは塩もみして、お肉を巻く前にしっかり水気を絞ります。手でギュッと水分を絞ってください。余計な水分が残っていると、お肉が巻きづらかったり、ソースが水っぽくなったりして、味が落ちる原因に」(橋本さん) 【続いては】Recipe 2 サラダや添え物イメージを一新! ルッコラ&ベビーリーフと桜海老のかき揚げRecipe 2 サラダや添え物イメージを一新!ルッコラ&ベビーリーフと桜海老のかき揚げ「ベビーリーフやルッコラといえば、サラダ! という人は多いと思いますが、揚げものにすると新鮮な一品に。イメージは洋風かき揚げです。めんつゆではなく、塩と青のりでいただきます。桜エビの塩分があるので、お子さんは何もつけず、そのまま食べてもOK。ベビーリーフは生で食べると苦味がありますが、揚げると軽減されて食べやすくなります」(橋本さん) 材料(2人分)ルッコラ…2束ベビーリーフ…1パック玉ねぎ…1/4個桜海老…大さじ2青のり塩(青のり小さじ1/3に、塩少々を混ぜたもの) <A>薄力粉…大さじ3冷水…大さじ2と1/2 つくり方(1)<A>を混ぜ過ぎないように合わせて衣をつくる。(2)かき揚げ1枚分のざく切りにしたルッコラと薄切りにした玉ねぎ、ベビーリーフ、桜海老を合わせ、薄力粉を小さじ1/3程度(分量外)茶こしでふりかける(衣がつきやすくなる)。(3)(2)に(1)を大さじ1程度かけ、さっくり混ぜて、170℃の低めの油に薄く広げるように入れ、まとまるように揚げる。お好みで青のり塩を添える。 ★Point 葉野菜に薄力粉をまぶす「薄力粉をまぶすと衣のつきがよくなります。さっくり揚げるには、衣をしっかり冷やしておくこと。鍋の中央で揚げるのではなく、端に寄せるように生地を落とすと、具材が散らばることなく揚げられます。最初から高温で揚げると焦げてしまうので、160~170℃程度の火加減で揚げるのもポイントです」(橋本さん) 【続いては】 Recipe 3 ほうれん草を丸ごとパスタソースに ほうれん草ジェノベーゼRecipe 3 ほうれん草を丸ごとパスタソースにほうれん草ジェノベーゼ「いわゆるジェノベーゼは生でペーストにしますが、アクの強いほうれん草はゆでてからペースト状にするとえぐみがなくなります。繊維が柔らかくなってからの方がペーストにしやすいという利点も。えぐみは身体にもよくないといわれているので、きちんと取り除いてから調理しましょう。オリーブオイルが入っているので1週間くらい日持ちします。サンドイッチのソースとして塗ったり、お肉にかけたりしてもおいしいです」(橋本さん) 材料(2人分)ほうれん草…1輪スパゲッティ…200g生ハム…6枚ドライハーブ(バジルやオレガノなど)…小さじ1 <A>ニンニク(すりおろし)…1片分オリーブオイル…大さじ5パルメザンチーズ…大さじ3白ごま…大さじ2塩…小さじ1 つくり方(1)ほうれん草は柔らかめにゆでて、冷水に取った後しっかり水気を絞る。ざく切りにして、<A>とともにハンドミキサーなどでペースト状にする。仕上げにバジルやオレガノなどのドライハーブを加え、混ぜる。(2)ゆででよく湯を切ったスパゲッティに(1)を適量絡め、生ハムを載せる。お好みでパルメザンチーズをふる(分量外)。 ★Point ペーストにドライハーブを入れる「ペースト状にした後、最後にドライハーブを入れて香りを出します。そうすると、ワンランク上のパスタソースに仕上がるんです」(橋本さん) 【続いては】 Recipe 4 たっぷりダレをかけたデパ地下風サラダ ゆで鶏の小松菜ねばとろダレRecipe 4 たっぷりダレをかけたデパ地下風サラダゆで鶏の小松菜ねばとろダレ「さっぱり食べられるごちそうサラダです。レンジでチンした小松菜に、たたいた長いもを入れ、めんつゆとオリーブオイルを絡めるだけ。小松菜はゆでてもOKですが、洗った後に水気を切らずにレンチンすると、パサつきも防げる上に簡単かつスピーディです。このタレは、納豆を入れてそのままごはんにかけてもおいしいですよ」(橋本さん) 材料(2人分)小松菜…2束長芋…20㎝(200g)鶏むね肉…250gしょうがのスライス…2枚長ねぎの青いところ…1本分 <A>めんつゆ…大さじ3オリーブオイル…大さじ1塩…小さじ1 つくり方(1)鍋に鶏むね肉としょうがのスライス、ねぎを加え、しっかりかぶる程度に水を入れて火にかける。沸騰したら弱火で5分加熱後、火を止めて湯が冷めるまで置く(余熱で火をとおす)。(2)ポリ袋に皮をむいた長いもを入れ、麺棒または空き瓶などで粗くたたく。小松菜はサッと洗い、長さを半分程度に切り、ラップに包んで600Wの電子レンジで1分程度加熱する。冷水に取った後水気をよく絞り、粗いみじん切りにする。(3)ボウルに(2)の長芋と小松菜、<A>を合わせ、ソースをつくる。(1)を食べやすいそぎ切りにして器に盛る。仕上げに上からソースをかける。 ★Point 長いもはポリ袋でたたく「長いもは包丁を使わず、ポリ袋に入れて麺棒で粗めにたたきます。このとき、すべてきれいにつぶさず、少し食感を残すのがポイントです」(橋本さん) 【続いては】 Recipe 5 鍋の定番野菜をサラダで新鮮メニューに 春菊とりんごのサラダベーコンオイルがけRecipe 5 鍋の定番野菜をサラダで新鮮メニューに春菊とりんごのサラダベーコンオイルがけ春菊とリンゴという旬の食材を合わせた冬サラダです。オリーブオイルとベーコンでつくったホットドレッシングがポイント。食べる直前にレモンをかけ、さっぱりとしたサラダに。リンゴの甘味とベーコンの塩気がよく合います」(橋本さん) 材料(2人分)春菊…1/2パックりんご…1/4個ベーコン…2枚くるみ(細かく砕く)…大さじ1ニンニク(みじん切り)…1/2個分オリーブオイル…大さじ3塩、コショウ、レモン汁…各適量 つくり方(1)春菊は葉を摘み、茎の太いところは半分に割っておく。冷水につけ、パリッとさせてよく水気を切る。りんごは皮付きのままスライスする。(2)フライパンにオリーブオイル、ニンニクと短冊状に切ったベーコンを入れ、弱火でベーコンがカリカリになるまで加熱する。(3)器に(1)の春菊、りんごを盛り付けて、上から熱々の(2)をかける。くるみを散らして塩、コショウをふり、レモンを絞る。 ★Point ベーコン入りの熱々オイルドレッシングをかける「春菊はそのまま食べると苦味が強いので、熱々のオイルをかけて苦味を軽減します。旨味たっぷりのカリカリに焼いたベーコンを入れ、コクとボリュームをさらにアップ!」(橋本さん)  つくってくれた人橋本彩子さん料理家。8歳男の子のママ。ケータリング、書籍、CM、映画の料理製作を経て独立。現在は料理雑誌、ファッション誌、教育雑誌などで料理の製作、テーブルスタイリングを中心に活動中。市場通いを日課とし、その食材を活かした料理レッスンやワークショップを実施している。自身の体験をもとにした家事服+エプロン「work onepiece」の企画販売も行う。[Instagram]https://www.instagram.com/saiko_hashimoto/[BLOG]http://citronnette.blog133.fc2.com/