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実感レポ

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おいしく炊けないはずの玄米がまさかの美味! 「本炭釜 KAMADO」“玄米芳潤炊き”モードの実力とは

健康や美容に関心の高い人々を中心に、玄米食が人気を集めています。でも、玄米はおいしくない……という理由でなかなか長続きしなかった、という人も少なくないのでは?精白されていない状態の米である玄米は、白米よりもビタミンB1を多く含んでいます。玄米そのものが“完全食”といわれるように、カラダに必要な栄養素の多くを補えるほど、栄養価が高いとされています。でも、一般的な炊飯器で炊いた玄米は、白米と比べ、やや食感が固く、ぼそぼそとして歯ごたえもあり、正直なところ、筆者はあまりおいしいと思ったことがありませんでした。そこに目をつけたのが、三菱電機の最新IHジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」です。「本炭釜 KAMADO」は、玄米をまるで白米のように瑞々しくおいしい状態で食べるために生み出された“玄米芳潤炊き”というモードを搭載。一般社団法人 高機能玄米協会と共同開発したお墨付きの機能で、このモードを使うことで、玄米を驚くほどおいしく炊けるといいます。果たして、実際のところどんな味なのか……? 試食してみました。 これなら毎日玄米でもイケる! “ボソボソ感”がない瑞々しさにびっくり 「本炭釜 KAMADO」の「ふつう炊き(A)」、「美容玄米モード(B)」、そして「玄米芳潤炊きモード(C)」で炊いた玄米を、それぞれ食べ比べてみました。まずは「ふつう炊き」。やや固く、お米の粒感とともに玄米特有の歯ごたえがあります。筆者はこの食感が苦手で、ふだんあまり玄米を食べないのです……。次に、「玄米芳潤炊きモード」。これは正直、驚きました。大げさではなく、白米に近い瑞々しい食感。あの玄米特有のボソボソ感がほとんどなく、口の中にふわっと広がる香り。これなら白米がわりに積極的に食べようと思えます。そして、女性の皮膚や粘膜、髪の健康を維持する働きを持つとされるビタミンB1を多く維持するという「美容玄米モード」。こちらは、「ふつう炊き」と「玄米芳潤炊きモード」の中間ぐらいで、“玄米を食べている感”をほどよく残した炊きあがり、といった印象でした。 なぜ「本炭釜 KAMADO」は玄米をおいしく炊けるのか? 一般的な炊飯器で玄米をおいしく炊けないのは、玄米の表面には薄皮である糠(ぬか)がついているので、なかなか水を吸水しにくい、というのが最大の理由です。気温や湿度などの影響にも左右されますが、12時間から24時間、水に浸けておいても、内側まで吸水しない場合もあるといいます。そのあたりの問題をどう解決して、「本炭釜 KAMADO」の“玄米芳潤炊きモード”は玄米を美味しく炊けるようになったのでしょう。開発を手掛けた三菱電機ホーム機器の金井孝博さんにうかがいました。三菱電機ホーム機器株式会社  家電製品技術部調理機器技術課 金井孝博さん「まず、通常の白米を炊飯する場合と大きく異なる点が、予熱時の温度上昇にあります。“玄米芳潤炊きモード”の場合、釜内の温度を急激に90°C近くまで上昇させます」(金井さん)なぜ予熱時から釜内の温度をここまで高めるのかというと、そうすることで玄米の外皮が適度にやわらかくなり、お米が吸水しやすくなるから。「熱を一気に加えることで、すべての玄米の外皮に満遍なくヒビが入ることで、わざわざキズをつけたり削り取ったりしなくても、玄米が自然と吸水できる状態に導きます。これにより、白米と同様、中までしっかりとα化した、柔らかく瑞々しい炊き上がりへ一歩近づきます」(金井さん)とはいえ、一気に温度を高めるだけではダメだそう。その後、少しだけ加熱を止めて冷ますことが、より重要とのこと。「火力を上げただけだと、どうしてもお米のある場所によって、熱の入り方にムラが生じてしまいます。ですから、予熱途中で加熱を止めて冷やすことが、実は重要なのです。イメージでいえば、煮物やおでんなどが、温度が下がっているときに味が染み込む、といった原理と同じです。また、本炭釜は急激に熱が落ちるのではなく、ある程度全体をしっかりと加熱しながら釜内の温度を落とすことができます。そんな本炭釜の特性のおかげで、満遍なく全体を加熱できるのです」(金井さん)炊飯器で唯一、炭を内釜に使用しているのが“本炭釜”と呼ばれるゆえんさらに、ジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」には、“美容玄米モード”が用意されています。玄米に多く含まれ、皮膚や粘膜、髪の健康を維持する働きを持つとされるビタミンB1を多く維持する、女性にうれしいモード。こちらも重要なポイントとなるのが、予熱時の温度上昇だと金井さんはいいます。「“玄米芳潤炊き”ほど一気に温度を上昇させてしまうのではなく、予熱時には50°Cくらいまで緩やかに上げていき、そこから一気に沸騰させ、水分を蒸発させ、短時間で炊き上げます。これが、玄米に豊富に含まれるビタミンB1の残存量を少しでも増やすために欠かせない温度の上げ方なのです」(金井さん) 巧みな温度管理技術と、炭を素材にしたオンリーワンの釜で、玄米=おいしくないというイメージを見事に払拭した三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」。栄養価の高い玄米をおいしく食べたい、健康食として継続的に生活へ取り入れたいと考えている人は、一度ぜひ試してみてはいかがでしょう? 三菱電機 IHジャー炊飯器:本炭釜 KAMADO  かまどごはん 文/滝田勝紀『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電の担当を10年以上務める。ロボット系家電やIoT家電にも精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA」ほか、海外取材の経験も豊富。 

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教えて!マイスター

サーキュレーターと扇風機の違いって? いまさら聞けない家電用語の基礎知識

次々に新たな製品やサービスが登場する家電の世界。「聞いたことはあるけれど、実はイマイチ中身がよくわかっていない言葉」、ありませんか? そんな家電や家電の技術に関する用語を、『All About』で家電ガイドを務める滝田勝紀さんにわかりやすく教えてもらいました。 〔白物家電・黒物家電〕── まず、この2つの言葉の違いは?「昔、キッチンのカラーリングは“白”が主流で、炊飯器や冷蔵庫といった生活家電といえば、その場に合うよう白い色合いのものが多かったんです。なので“白物”。そして“黒物”は、ビデオデッキやテレビといったデジタル系の家電を指していました。ただ最近は、家電のカラーは白物・黒物に縛られず、バリエーションに富んでいますから、あくまで総称になっていますね」 〔サーキュレーター〕── 最近、流行りのサーキュレーターですが、扇風機となにが違うのでしょうか?「基本的に、扇風機は人へ向けて風を送るもの。一方のサーキュレーターは、空気を循環させる目的でつくられたものです。扇風機は、風量や向きの調整を行いやすいのですが、サーキュレーターは直進性の強い風を送ることを重視して設計されています。そのため、エアコンの近くに設置すれば、冷気や暖気が効率よく部屋中に届けられるので、エコにもつながるのです」 〔サイクロン式掃除機〕── ネーミングがいかにも「吸い込みそう!」というイメージがありますが、そもそも具体的な特徴とメリットは?「従来の紙パックの代わりに、風の力でゴミを分離するシステムが採用されている掃除機のことですね。本格的なサイクロン式掃除機であれば、風の遠心分離によるゴミ分離構造のおかげでフィルターがいらないため、目詰まりせずに、吸引力が一定しているという特徴を持っています。紙パックを交換する必要がないので、ランニングコストを大幅に抑えられるメリットもありますね」●サイクロン式プレミアム掃除機「風神」 〔IH〕── “IHクッキングヒーター”などでキーワード自体はよく知られていますが、どんな仕組みなのでしょう?「IHは“インダクションヒーター” の頭文字です。この機構は、IHクッキングヒーターだけでなく、炊飯器にも使用されています。たとえばIH炊飯器の場合“電磁誘導加熱”といって、内釜の周囲を電熱線がグルグルグルっと取り囲んで温めています。熱効率がよく、ムラなくお米を炊くことができるんです」●三菱IHジャー炊飯器 〔LED(エルイーディー)電球〕── 「我が家も蛍光灯からLED電球に変えた」などとよく話題になりますが、仕組みや特長は?「LEDは、Light(光)、Emitting(放出する)、Diode(ダイオード/半導体)のそれぞれ頭文字をとったもので、文字どおり、電気を流すと発光する半導体の一種です。特長は、スイッチのオン/オフに強くいので長寿命で、省エネ性能も高いんです。販売当初に比べ、バリエーションも豊富に登場していますので、目的に合ったLED電球を選びたいですね」●LED電球「MILIE」 〔圧縮機/コンプレッサー〕── 正直、なにかを圧縮する機械のこと、くらいしかわかりません……。「おもに、エアコンと冷蔵庫に搭載されているもので“冷媒を圧縮する機械”のこと。冷媒と呼ばれるガスを圧縮させることで生まれる熱を、移動させる技術です。エアコンや冷蔵庫で空気を冷やしたり温めたりするのに使われています」 〔ヒートポンプ〕── ポンプというくらいですから、熱を押し出すなにかのことでしょうか?「そう、正解です! 熱を集めて、必要な場所に移動させる技術ですね。エアコンや給湯機、床暖房や“エコキュート”の熱源として使われています。要は、少ない電気で効率よく大きな熱を作れるというもの。省エネになるので環境にも優しいですよ」●三菱エコキュート(自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機) *****「あれ? 自分が思っていたのとちょっと意味が違う?」なんて言葉、ありましたか? その意味を理解しておくことで、自分にフィットした新しい家電やサービスをいち早く見つけられたり、家事の効率アップや家計のコストカットにつながったり、なにかメリットがある可能性は大。ぜひ参考にしてみてくださいね。 教えてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電製品の担当を10年以上務める。とくにロボット系家電やIoT家電に精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外の家電イベント/家電メーカーの取材経験も豊富。 【用語解説記事】[glink url="http://www.nikuine-press.com/tag/glossary/"]

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実感レポ

0.5合を正しく計れるものも! かわいい&便利な「計量カップ」5選

ごはんを炊く際に必要な計量カップ。毎日のように使っていても「なんとなく選んだ」という方がほとんどではないでしょうか。でも、毎日使うものだからこそ、こだわりを持った計量カップを選びたいという方に向けて、今回はイチオシの計量カップをご紹介します。 お米がまるで砂漠に見える?ラクダ型の「アピュイ ライスメジャー」アピュイライスメジャーは、1合と0.5合の計量が可能なお米専用の計量カップ。首の部分に唐辛子を入れられるので、防虫効果も期待できます。ラクダは健康と繁栄を意味し、富や安心の象徴として伝えられています。米びつを開けると、ラクダがまるでひと休みしているかのよう。お米をやさしく見守ってくれますよ。[glink url="http://www.hachimankasei-store.jp/products/waybe/apyui-rm.html"]  上品な純金メッキ仕上げ! 「premier(プルミエ)」計量カップ日本一の金物生産地である、新潟県は燕市で作られたpremier 計量カップは、ステンレス表面を特殊加工し、24金メッキで仕上げています。デザインは一般的な計量カップですが、驚くべきはその質感。肌にすいつくようななめらかさで、スベスベです。また、ゴージャスでありながら上品で、気分がアガります。米とぎは毎日のように行う行為ですから、ちょっとした贅沢もいいものですね![glink url="http://www.idea-sekikawa.co.jp/goldricecup_9.html"]  ナチュラルでかわいい!木製の「KEYUCA(ケユカ)ライスメジャー たて 」ナチュラルな暮らしを実践している方々の間で話題となっている、KEYUCA ライスメジャー。キッチンにあるだけでおしゃれに見える、木製の升です。合皮のヒモが付いていますので、使わないときは掛けて収納できます。あえて見えるところに置いておきたくなる、かわいいデザインが魅力です。●KEYUCA(ケユカ) ライスメジャー たてhttps://www.keyuca.com/shopping/products/detail.php?product_id=28913  お米をすくいやすい角型計量カップKai House SELECT 角型カップ四角いカタチが特徴の計量カップ。残り少なくなった米びつの底にあるお米も取りやすい形状です。取っ手も大きくて使いやすさ抜群。180ccまでの目盛りもはっきりプリントされているので、通常のメジャーカップとしても使えます。実用性が高い、人気の計量カップです。[glink url="http://www.kai-group.com/store/products/detail/6438"]  1合も0.5合も正確に計れる!KAMADO 新計量カップ三菱電機の炊飯器「本炭釜 KAMADO」の付属品である新計量カップは、内側に仕切りがあり、1合と0.5合のお米を計量できます。すりきりの間口を狭くした縦長の形で、従来の計量カップでは正確に計りにくかった0.5合や1合のお米を、正しく軽量できるよう工夫されています。 「0.5合」を正しく計量できる? 試してみました0.5合や1合といった少量のお米を炊くときは、お米と水をきちんと正しく計量できるかどうかで、炊き上がりのおいしさが大きく変わってきます。そこで、本炭釜 KAMADOの新計量カップで0.5合を計量してみました。1合と0.5合をそれぞれひっくり返して量る形になっているので、お米が隣の仕切りに入ってしまうことがないのが助かります。0.5合の目安は75g。そこでキッチンスケールで重さを量ってみると……75gピッタリ! 少しはズレがあるかなと思っていたら、いきなりジャストな結果が出て驚きました。一般的な計量カップは、基本的に“すり切り”で計量します。でも、0.5合だと計量カップの1/2の目盛りに合わせなくてはいけない場合が多く、すり切りもできず、正しく量れているのか不安になることがあります。でも、本炭釜 KAMADOの新計量カップはすり切りもできて、一度できっちり計量できました。普段から少量炊きをする機会が多い方は、よりおいしいごはんを味わうためにも、「正しく計量できるかどうか」に注目して計量カップを選んでみてはいかがでしょう。 ●三菱IHジャー炊飯器:三菱の特長 使いやすさへの配慮http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/forte/useful.html 【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/survey/post_1240/"] 文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。  

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ニクイねぇ!最前線

なぜ、三菱電機は「銀箔」と「突板」を家電に使ったのか?

三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」が、東京・銀座の新たなランドマーク「東急プラザ銀座」内に誕生しました。その展示のなかでひときわ目を引くのが、なんと「銀箔(ぎんぱく)」と「突板(つきいた)」を外装に施した特別仕様の家電です。「銀箔」は漆器や屏風といった伝統工芸品の装飾などに使われ、天然木を薄くスライスした「突板」は家具や床などの表面を美しく仕上げる化粧材として使われます。なぜ、これらの素材が家電に使われることになったのでしょう? 三菱電機株式会社 デザイン研究所の高橋美早さんにお話を伺いました。三菱電機株式会社 デザイン研究所 ホームシステムデザイン部 ホーム第2グループ 高橋美早さん どうしたら家電に「愛着」を持ってもらえるか── まずは、なぜ今回「METoA Ginza」内で、このようなデザイン展示を企画されたのかを教えてください。「METoA Ginza」は、三菱電機についてお客様のご意見を伺うチャンスにもなる場です。私たちデザイナーも「こんなものをデザインしたら、どんな反応が返ってくるのだろう?」というデザインの可能性を問えるこの場で、量産品などではなかなかできないことにトライしたのが、この「銀箔」と「突板」のスペシャルプロダクトです。三菱電機は家電デザインの可能性を問うために、METoA Ginzaに「銀箔」(写真上)と「突板」(写真下)を外装に施した特別仕様の家電を展示。この展示物の写真や、METoA Ginza内で撮ったカットにハッシュタグ“#スペシャルプロダクト”をつけてTwitterやInstagramに投稿すると、開発陣とデザインについてのコミュニケーションを図れる取り組みも実施している ── なぜ「銀箔」「突板」という素材を選ばれたのでしょうか?もともと「家電と暮らす」というコンセプトがありました。いっしょに暮らしたい家電ってなんだろう? と。家電は長年使う耐久消費材ですが、一般的には買った瞬間から、どんどん価値が下がっていきます。最新テクノロジーが搭載された新モデルが出れば、どんどん古くなるだけのものです。でも、家電以外では、そうではないものもたくさん存在します。── 嗜好品などはたしかに違いますね。愛着や思い入れを持ったり、使い込むことで味が出たりする道具やモノもたくさんあります。家電を手掛ける者としては、家電もそうあって欲しいなと思います。そして「どうやったら家電に愛着を持ってもらえるだろう」と考えたとき、本物の素材を使うことで、家電にもそういう感情を持ってもらえるのでは、という考えに至りました。── 本物の素材といっても、いろいろありますよね。そうですね。たとえば、漆なども検討しましたが、漆はすでにほかのメーカーさんがヘッドホンやテレビなどで使われていて、工業用漆の世界もすでに確立されています。せっかくの機会ですから、既存のものではなく、新しいものに挑戦しようと決めていました。──「銀箔」や「突板」の家電なんて、たしかに聞いたことないですね。この「銀箔」や「突板」には、それぞれ本物の素材を使っているのですが、本物の手触りや、使うたびに温もりを感じられる、味が出てくるところがいいですよね。とくに「銀箔」はかなり繊細な金属で、エイジングされるにしたがって、色がどんどん変化していくんです。通常の家電だと、変化するといえば、単に汚れていくといった印象ですが、素材が本物だと、自分なりの道具になっていき、馴染んでいく。そこが、家電でありながら愛着や思い入れが持てる最大の理由だと思います。 “アクセント”と“フィット”。人と空間に調和するふたつの考え方── 三菱電機のデザインには「調和」や、家電を単体の製品ととらえてデザインするのではなく、周囲の空間と調和させることを目的にデザインするという新たなコンセプト「空間適合」といったキーワードが存在しますが、そちらの観点からみて、「銀箔」「突板」との相性はいかがですか?調和の中には、「人と調和」と「空間と調和」のふたつの考え方があります。さらに、「空間と調和」にもふたつの考え方があって、それぞれ“フィット”と“アクセント”という言葉で表現できます。── それはどういうことでしょうか?“フィット”型は、壁紙や家具などと同じ色にそろえて馴染む、という調和の考え方です。“アクセント”型は、たとえば、真っ白な部屋のなかに絵を飾ると、適度なアクセントやリズムが生まれ、結果的に部屋全体のインテリアが整って調和する、という考え方。それぞれデザインのベクトルは違いますが、調和というキーワードでくくることができます。── 「銀箔」や「突板」はそれぞれどちらになるのでしょうか?「銀箔」は、アクセント型の調和。空間にアクセントを与えて、部屋全体の空気を変えてくれるような存在です。そして「突板」は、古くから使われている木という素材を使い空間に馴染ませ、フィット型の調和の考え方に近い素材だと思います。── 人と調和するという考えでは、このふたつの素材はどう表現できますか?「突板」では手触りや温もりを感じてもらったり、「銀箔」ではエイジングを楽しんでもらったり。そういった価値観で、人と調和をするという考え方を取り入れました。── 実際、こちらを製作するに当たり、どのようなところとタッグを組まれたのでしょうか?「銀箔」でご協力いただいた株式会社歴清社(http://www.rekiseisha.com/)さんは、非常にイノベーティブです。これまで、箔の多くは工芸品で使われていたのですが、少しの箔を小さなものに使う世界観のままでは業界がまったく潤わない、ということで、箔を使った壁紙を生産し、その80%以上をグローバルで販売しているという希有なメーカーさんです。「突板」でご協力いただいた北三株式会社(http://www.hoxan.co.jp/)さんも、家具だけでなく、ホテルや大きな店舗、さらには鉄道の「ななつ星 in 九州」の内装を手掛けるなど、どんどん新しい世界に進出して新たな突板の可能性を切り拓いています。 光や壁の色、エイジングで表情を変える「銀箔」の魅力── そういったメーカーの方々と、今回、三菱電機も家電という新たな課題を通じて、いっしょに「銀箔」や「突板」を使ったデザインの可能性を考えたということですね。そうですね。先ほどから「銀箔」や「突板」とひと言でくくっていますが、実はどちらにも、たくさんの種類があるんです。ここにたどり着くまでに、いろいろ試しました。たとえば、箔は「金箔」「銀箔」「スズ」「銅」「プラチナ」と、金属の種類だけでも多数ありますし、表現する方法もたくさんありました。銀箔を施した三菱冷蔵庫 WXシリーズたとえば、“いぶし銀”という言葉にあるように、燻す時間によって、ピンクからグリーンに変化し、さらに黒に近づく手法などがありました。そのさまざまな素材・手法のなかでこの「銀箔」を選んでいます。「突板」も同様です。今回使ったのは、「ローズウッド」という素材ですが、素材の明るさや色味、年輪の紋様などすべて異なり、極端にいえば、木の数だけ「突板」はあるのです。この「突板」と「ローズウッド」のふたつに決まるまでに、とても長い時間を費やしました。突板を貼った三菱冷蔵庫 WXシリーズ── 「METoA Ginza」が銀座にあるから“銀”、というものではないんですね。銀座はかつて、銀を取り扱っていた街なので、まったく縁がないわけでもありません。それも含めて、大真面目に本銀箔にこだわっている部分もあります(笑)。銀色の箔には種類がたくさんあって、先ほど挙げたように、プラチナ箔もスズ箔もみんな銀色ですが、今回は本物をまとうことによる高級感を狙って、本銀箔にこだわりました。銀箔を施した三菱IHジャー炊飯器 本炭窯KAMADO光の映し出し方や輝き方、銀特有の上品さや上質さなども考慮した結果、“銀座で銀”にたどり着いたのは、運命だったのもしれませんね。銀箔を施した三菱コードレススティッククリーナー iNSTICK── 実際のスペシャルプロダクト家電を拝見して思ったことは、「銀箔」ってもっとギラギラとした、ゴージャスな雰囲気だと想像していたのですが、それとはまったく違う印象ですね。そうですね。実は「箔」のメーカーの方に「箔って、ギラギラしたものとか目立つものだって思うでしょ?」と聞かれたとき、私も「そういうイメージです」と返しました。するとその方が「昔はいまのように明るくなくて、部屋の灯りはろうそく。たとえば、ぜんぶ金箔を貼った茶室に、ろうそくの炎がふわっと灯ることで、その光を拾った金箔がほんのり輝く。その輝きこそが『箔』の輝きだったんです」と教えてくださいました。侘び寂びの世界では箔こそが本物、という話を伺い、さらに周囲の光や壁の色などの映り込みを美しく表現できるようにしたいと、「METoA Ginza」内での展示方法のヒントまでいただきました。── 興味深い話ですね。同じ「銀箔」でも、ちょっとした光の加減や壁の色味で、それ自体がまったく異なって見えるのが「銀箔」のおもしろいところですね。たとえば、エアコンと冷蔵庫を比較しても、大きさも違えば、置かれる高さも違いますよね。それによって光の当たり方は変わりますし、同じ「銀箔」でも表情が違います。それと、時間が経つにつれ、素材は銀なのにだんだんとピンクに変色したりするんですよ。銀箔を施した三菱ルームエアコン霧ヶ峰 FLシリーズ── 「METoA Ginza」に設置されたモデルを最初にご覧になった方と、3カ月後にご覧になった方とでは、違う色味に見えている、ということも考えられますね。その変化も楽しめる、と。まさに、そこも狙いです。1枚1枚の「銀箔」を“箔マス”と呼ぶのですが、それぞれの端面からエイジングされていくんです。金属が端っこから錆びていくのと同じように。繊細な素材なので、念のため、クリアコートは施していますが、エイジングが徐々に進むことには驚きました。おそらくですが、最初にピンク、オレンジとだんだん変色して、最後は緑から黒になるはずです。── もともと同じ「銀箔」なのか? っていうくらい変色するんですね。“変わること”に価値が見出せる素材だからこそ、もっと長く使ってみよう、大事に使おうといった愛着が湧くのではないかと思っています。── いわゆる耐久消費財的なものではなく、嗜好品としての家電になるというわけですね。そうですね。いっしょに暮らすものとして考えると、家電でありながら、愛車などの嗜好品に近い感覚を味わえる、そんな家電かもしれません。しかも、完全に手作業で作っているので、同じものがほかに存在しないという点も、そうした感覚にリンクするかもしれませんね。使われ方や置かれる場所によっては、エイジングも千差万別です。完全な一点ものです。そんな家電はありませんよね。 木の温もりと、モダンなインテリアに調和する質感── さて、一方で「突板」の方ですが、こちらも「銀箔」の真相を聞いた後だと、相当のこだわりがあると予想するのですが、いかがでしょう?「ローズウッド」という本物の木をスライスした「突板」を手作業で貼り付けていますので、ふたつとして同じものがありません。同じ樹種でも個体によって模様の出方が異なりますので、プロトタイプとして製作した「突板」の家電と、「METoA Ginza」に展示されている「突板」の家電とでは、表情がまったく違うんです。── 当初のプロトタイプは暗めのトーンですが、具体的には、どう違うのでしょうか?METoA Ginzaに展示しているものは、プロトタイプに比べ明るくて木目が際立っています。METoA Ginzaにアートピースのように展示された、突板を貼った特別仕様の家電木の温もりを感じてもらえるようにしたかったので、同じローズウッドのなかでも、木目の柄が少し立っているような“一品ものの価値”が出る「突板」を選定しました。── こちらの「突板」の炊飯器ですが、ラウンド形状の「本炭釜 KAMADO」ではなく、スクエア形状の蒸気レスモデルを使用されてますね。やっぱり「突板」を「本炭釜KAMADO」のラウンドしたボディに貼るのは難しかったのでしょうか?突板を貼った三菱IHジャー炊飯器 蒸気レスIH炭炊釜鋭いですね。そのとおりです。「突板」という目の流れがあるものを、大きくて曲面のあるものに貼ることが難しくて。木目を美しく見せる、という観点も踏まえ、スクエア型の蒸気レスモデルを選択しました。ただ、「突板」のメーカーさんは、クルマのインテリアなどに貼る技術は持っているんです。高級車のハンドルやインパネには、本物の「突板」が使われていて、そういったこともやっているメーカーさんです。── それ以外にも、天然木だからこその苦労も経験されたのではないでしょうか?今回の展示品を「木の塊から切り出されたような展示にしたい」と「突板」メーカーさんに伝えたところ、「それなら展示台のほうの木もそろえなければ駄目ですよね」ということになって、展示台の大きさ分を取れるローズウッドを手配してくださったんです。必要とする量の素材を取れるローズウッドと、取れないローズウッドとがあるなんて私たちは知らなかったので、一緒にやることで知れることも多かったですね。── あと「突板」も「銀箔」と同様、さまざまな種類の木があるなかからローズウッドに決まったんですよね?たとえば、黒檀みたいに高級な木材もありますが、見た目は美しくても数を確保できないので断念しました。ある程度の数をしっかりと確保できて、なおかつ高級感を感じてもらえるような観点で選んでいったのがローズウッドだったのです。温もりを伝えたいという意味では、いい方向に進んだなと思っています。突板を貼った三菱ルームエアコン霧ヶ峰 FLシリーズ── こういう「銀箔」や「突板」のモデルは、デザイン先行で作られたものだと思いますが、実際、生産する現場からは、どのような声が聞かれましたか?実際、工場の方々に「銀箔」のモデルを見せたとき、おもしろい反応が返ってきました。いままで私たちデザイナーは、たとえば、冷蔵庫の上部にある樹脂部品のような、機能には必須だけれどデザイン的には美しくないパーツなどは、極力薄くしたいという話を常にしていたんです。でも、工場側からすると、お金もかかるし作るのも大変だから、そのまま使わせて欲しい、といわれるんです。でも、今回この「銀箔」を見せたとき、工場の設計の方々が、逆に「この部品はない方がいいね」といってくれたんです。そのときに、「銀箔」や「突板」の家電を作って良かったなと思いました。突板を貼った三菱コードレススティッククリーナー iNSTICK── 美しいものを作ることで、工場の方も想いを共有できたということですね。美しい家電を見ると、コストや製造、生産条件といった制約よりも、きれいに作りたいとか、きれいに仕上げたいという気持ちが優先される、ってことなんですね。プロの設計者ですから、本来であれば、それよりも先に違う条件が頭に浮かぶのでしょうが、「銀箔」や「突板」の家電を見たときには、自分の世界とは関係ないと否定することなく、素直にそういうふうに感じてもらえたんです。それはデザイナーとして、本当にうれしかったですね。── プロの設計者をも変える力がある。それほどの美しさや輝きを「銀箔」や「突板」の家電が秘めている、ということが証明されたわけですね。また、この「METoA Ginza」全体をデザインされている空間デザイナーの窪田茂さんとは、この「銀箔」や「突板」の家電ついて、どのようなことを話されましたか?窪田さんは「銀箔」や「突板」の家電をご覧になって「販売店のように展示するのではなく、ひとつのアートピースみたいな形で展示してほしい」といわれました。── 最後に、実際「METoA Ginza」を訪れた方で、この「銀箔」や「突板」の家電を目にされた方に、どのようなことを期待したいですか?もともとのコンセプトが「家電と暮らす」であり、いっしょに暮らしたい家電ってどんな家電だろうということを考え、この「銀箔」や「突板」の家電を提案させてもらいました。ご覧になられた方々の率直なご感想を伺いたいです。肯定的なご意見でも否定的なご意見でも構いません。こちらが発信するだけでなく、いろいろなご意見を伺えることが大切ですし、これをきっかけに、三菱電機のデザインを知っていただいて、この場が私たちデザイナーとお客さまとのキャッチボールが繰り返される場所になったらいいなと考えています。  *「METoA Ginza」での「銀箔」と「突板」を外装に施した特別仕様の家電の展示は7月10日(日)をもちまして、終了致しました。

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ニクイねぇ!調査隊

このしゃもじ、便利すぎ! ユニークな“進化系しゃもじ”5+1選

おいしいごはんが炊けたら、しゃもじの出番です。ふだん、なにげなく使っているしゃもじですが、「えっ、こんなものがあるんだ!」と思わずびっくりする、さまざまな“進化系しゃもじ”があるのをご存じですか? 便利でユニークな、要注目のしゃもじをご紹介します。 1. ごはんをふんわり盛れる「もりっこしゃもじ」ごはんをやさしく、ふんわりとよそえるしゃもじです。しゃもじはヘラの一種ですが、これはどちらかというとスプーンに近い形状。実際に試してみると……ダブルエンボス加工のおかげでごはんがしゃもじにくっつかず、スポッと離れて丸くきれいに盛ることができました! これなら、誰でも簡単にごはんをふっくらとよそえそうです。 しゃもじというよりスプーンのような形です ●曙産業 もりっこしゃもじhttp://www.akebono-sa.co.jp/goods_PM-425.html  2. レトルトカレーはおまかせ!「しぼれる便利しゃもじ」スリットが入っている、不思議な形のしゃもじ。このスリット部分でレトルト食品の袋をはさみ、中身を無駄なくしぼり出せるのがウリのようです。いつものようにカレールーをごはんにかけ、さらにスリットにはさんでしぼってみたところ……最後まで出し切ることができました! パックのなかに、カレーが思っていたよりも残っていたのにはビックリ。内側にはりついている野菜もスッととれました。短時間で手間なくできるのもうれしいポイントです。しゃもじの表面には丸い突起があり、ごはんがくっつきません。ごはんをよそった後、洗わずにレトルトの袋をそのまましぼることができます ●ヒマラヤ化学工業所 しぼれる便利しゃもじhttp://www.himaraya-c.com/pc/free5.html  3. カロリーや炭水化物の量がわかる「デジタルしゃもじスケール プラス」ごはんをしゃもじにのせると、カロリー(または炭水化物量、重量)が表示されます。ダイエット中の方にはぴったりですね。カロリーと炭水化物量は精白米をめやすに設定されていて、100gあたりのカロリーは168kcal、炭水化物量は37gとして計算。ごはんを追加するときも、「追加」ボタンを押してごはんをのせれば、合計の値が表示されます(玄米や混ぜご飯の計測はできません)。しゃもじ部分は取り外して洗えるので、衛生的に使うことができます ●ドリテック デジタルしゃもじスケール プラスhttp://www.dretec.co.jp/news/15100901.html  4. 小さなお弁当箱に便利な「立つお弁当しゃもじ」フチが薄く、先がとがっているので、小さなお弁当箱でも隅まできれいに詰められます。立てておけるので、お弁当づくりの際に散らかりがちなキッチンでも場所をとらず、かつ衛生的です。平らではなくスプーン状になっているので、とろみのあるおかずを入れるときなどにも便利ですね。手巻き寿司にもぴったり。いろいろ便利に活用できるしゃもじです ●マーナ 立つお弁当しゃもじhttp://www.marna-inc.co.jp/products/kitchen/item03.html  5. 目が不自由な人にも配慮した「三菱電機 IHジャー炊飯器 オリジナルしゃもじ」各社の炊飯器に付属しているしゃもじのなかでも、使いやすい工夫が盛りだくさんなのが、三菱電機のIHジャー炊飯器に付属品として同梱されているオリジナルしゃもじ。持ち手には滑り止めが付いていて、重量のバランスもよくて持ちやすいのです。さらに「らく楽アシスト」として、目が不自由な方のために、持ち手の部分に水量目安となる“目盛リング”が取り付けられるようになっているのがポイント。炊飯器の付属品といっても、ここまで細かい配慮が施されているんですね。さらに、エンボス加工をしていないのにごはんがくっつきにくく、洗うときにスルッと汚れが落ちる点も、手入れがラクなのが助かります。自立式なので場所をとらず、衛生的です ●三菱電機 IHジャー炊飯器http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/[glink url=""http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/]  5+1. 水に強くて軽い栗の木で作った「拭漆しゃもじ」“進化系”の5選に加えて、いま改めて見直したい“温故知新系”しゃもじとして、歴史ある木工芸品店で販売されている栗の木のしゃもじをご紹介します。栗の木は水に濡れても腐りにくく、昔から暖炉裏などに使われていました。漆を丹念に6回以上擦り込んで丈夫に仕上げてあり、持ってみると軽く、ごはんをよそうときもサマになります。艶がなくなり、剥げたようになった場合には、別料金で拭漆加工をしてくれるとのこと。愛着をもって、長く使えそうですね。ただ、エンボス加工などがなく、ごはんはくっつきやすいのでいったん濡らしてからの使用をおすすめします。風合いが素敵な栗の木のしゃもじ。軽さも特長です ●おかや工芸 拭漆しゃもじhttp://www.okaya.ne.jp/index.html  【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_2560/"]  文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。   

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実感レポ

使って納得。結露や炊飯中の匂いが気になるなら「蒸気レス炊飯器」がベスト!

ごはんを炊く際、水蒸気が出る炊飯器は、壁紙や家具などに蒸気が当たり結露することがあります。そのため、炊飯器の上部に空間を確保しなければなりません。でも、いい置き場所が見つからない場合もあり、悩みのタネになっているのでは? その解決策になりそうなのが、悩みのタネである蒸気が出ない“蒸気レス”の炊飯器。そこで、白物家電や育児用品などのレビューを長く手掛け、ご自宅に蒸気レス炊飯器を購入したフリーライター・家電プロレビュアーの石井和美さんに、実際に使ってみた印象を教えてもらいました。 石井和美さんフリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。 蒸気が出ないメリットは偉大! 家具や壁紙が傷まず、結露も心配なし炊飯中に蒸気が外に出ると棚や壁が汚れてしまいます。そのため、蒸気がこもる場所では使うことができず、置き場所に悩みますよね。我が家では、棚を手前に引き出せるタイプの食器棚を購入し、その中段に炊飯器を置いていました。棚は木製なので、水分は大敵。ごはんを炊くときは、棚の中が湿気で汚れないよう、前に引き出して炊いていました。しかし、飛び出た棚が、移動する際にとても邪魔……。そこで、思い切って三菱電機の蒸気レスIH炊飯器(NJ-XW104J)を購入しました。 食器棚の中段に置いて使用。初めて炊飯したときは思わず感動!三菱電機の蒸気レス炊飯器は、“かまど炊き”のような強火の沸騰を維持するために、“水冷式蒸気回収システム”を採用しています。これにより、炊飯中に出てくる“おねば”はうまみと蒸気に分離され、うまみはごはんへ、蒸気は水タンクへと戻されます。水蒸気はまったく出ないので、初めて炊飯したときは感動したほどでした。蒸気が出ないメリットは偉大! 食器棚や壁が汚れることがなく、結露の心配もありません。ですから、食器棚の中段に置いてもOK。湿度も上がらず、炊飯器のまわりがビショビショになることもないのです。蒸気が出ないからといって、味に妥協しているわけではありません。うまみをごはんに戻している分、ごはんの香りが濃いのです。独自の構造で、大火力でも吹きこぼすことなく“かまど”のような連続沸騰を実現しているため、味も抜群。他の炊飯器のように蒸気は出ないうえに、高度な技術でしゃっきりした、つやつやごはんを楽しめます。ごはんの香りが濃い! 蒸気を出さなくても、おねばを還元する仕組みのおかげ つわりがひどく「炊飯中のごはんの匂いがダメ」という方にも◎炊飯器に対して「炊飯中の匂い」を不満に挙げる人も多いようです。その点、蒸気レス炊飯器は、炊飯中の匂いも抑えられています。特に「妊娠中のつわりがひどいときはあの匂いがつらい」という声をよく聞きますが、そんな妊婦の不満も解消してくれるので“マタニティ家電”としても蒸気レス炊飯器は人気があるようです。また、高温の水蒸気が噴出されないので、子どもがうっかり触れてやけどを負う、といった事故も防ぐことができ、お子さんがいる家庭での評価も高いのが特徴。結婚祝いのプレゼントとしても注目されている、なんて話も納得ですね。蒸気のせいで置き場所に困っている、結露が発生しやすいといったご家庭にぴったりの蒸気レス炊飯器。炊飯器選びの際の選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。 

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教えて!マイスター

おにぎり協会が公認炊飯器を決定「冷めたごはんも抜群に美味」

日本が誇るソウルフードであるおにぎりを、その文化的背景も含めて国内外へ発信している一般社団法人おにぎり協会。そんな同協会の“公認炊飯器”第一号として選ばれたのが、三菱電機の「本炭釜 KAMADO」です。認定証の授与式が行われた会場で、協会の代表理事である中村祐介さんに選出理由をお聞きしました。おにぎりに関する“ちょっといい話”も教えてもらいましたよ。 ── おにぎり協会の公認炊飯器第一号に、三菱電機「本炭釜 KAMADO」を選出した理由を教えてください。まずひとつ目の理由ですが、「本炭釜 KAMADO」は内釜に炭や羽釜という、古来から日本に伝わる文化的な素材や物を使っているんですね。そこに和食のルーツが感じられるからです。そしてふたつ目はより重要なのですが、炊きたてのごはんはもちろん、冷めたごはんも抜群においしいからです。おにぎりって、冷めた状態で食べることが多いですよね。そういうおにぎりとの相性を考慮した結果、「本炭釜 KAMADO」が公認炊飯器第一号にふさわしいということで決定しました。── 実際におにぎりとして食べてみて、その食感や味はいかがでしたか。実際にごはんを炊いて何回も食べてみたのですが、冷めてもお米がべちゃっとせず、粒やかでもっちりとしたままなんです。おにぎりにして時間が経ってから食べても、ごはんのおいしさがより引き立つ感じがしますね。炊きあがるごはんは、外側はしゃっきりとしていて歯触りも粒やかで口ほぐれがよく、内側は逆にみずみずしく、やわらかな弾力を感じられます。「本炭釜 KAMADO」は、かまど炊きごはんを追求することで完成した炊飯器ですが、まさにこれは、かまどごはんに近い感覚ですね。繊細な味を醸し出す和食のハーモニーの受け皿としても、相性がいいと思います。── おにぎりは日本人にとって、ファストフードであり、ソウルフードだと言われていますよね。ええ、そのとおりですね。ソウルフードと言えば、実は弥生時代にはすでにおにぎりが存在していた証拠となる化石が見つかるぐらい、日本人の生活を永きに渡って支えてきた食べ物です。また、戦国時代、おにぎりが豊臣秀吉の天下取りにも役立ったという逸話は有名です。合戦時には、兵士に活力を与える勝負メシだったというわけです。── おにぎりが天下取りの勝負メシに?織田信長亡き後、その後継の座を豊臣秀吉が柴田勝家と争っている際に、形勢を大きく動かした「美濃大返し」と呼ばれる兵の大移動が起きました。その要因は、秀吉が配ったおにぎりだったと言われています。秀吉は、約50kmもの道のりにもかかわらず、鎧兜などを身につけた1万以上の兵士を、わずか5時間で引き返させました。そんなことができたのは、秀吉が道中の村々に「兵に米を与えた者には、後日10倍にして返す」と伝え、行軍する兵士たちのためにおにぎりを食べさせ続けることができたからだと言われていますね。── 「本炭釜 KAMADO」は玄米などもおいしく炊けるとのことですが、そのあたりはいかがでしたか。分づき米や玄米などは、普通、お弁当などには向かないものです。でも、「本炭釜 KAMADO」の分づき米モードや芳潤炊きモードで炊くと、ツヤのある炊きあがりになりますね。しっかりと吸水させるので、冷えてもおいしく食べられて、おにぎりやお弁当作りにもいいですね。── 公認炊飯器第一号として選出した「本炭釜 KAMADO」に、今後どんな期待を?銘柄炊き分けモードが非常に充実しているので、そこに“おにぎりモード”みたいなものが加わったらうれしいですね。おにぎりにはいろいろな具材を入れますが、その具材にもっともマッチする食感などで炊き上げてくれたら、おにぎりをもっとおいしく食べられますから。 おにぎり協会認定炊飯器第一号が決定! 三菱電機 「本炭釜 KAMADO」http://www.onigiri-japan.com/archives/2582三菱電機 本炭釜 KAMADO 製品サイトはこちらhttp://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/product/kamado/