How To

家事のスペシャリストに聞いた! どんな家でもキレイになる「黄金のお掃除メソッド」

文・写真/ニクイねぇ! PRESS編集部

2018.12.26

 

2.面倒な場所のガンコ汚れも解決する「時短お掃除テクニック」

目に見える場所のお掃除は普段からしているけれど……ついつい後回しになりがちな場所ってありますよね。ここからは、身近にあるものや、お掃除道具を使って、簡単に手早くお掃除できるテクニックをご紹介します。

 

【排水溝】汚れの強度に合わせて2ウェイブラシを使いこなす

「キッチンや浴室の排水溝には、汚れの強度に応じ、取っ手の付いたブラシや、柔らかいブラシと硬いブラシの双方を兼備した2ウェイブラシを使い分けるのがおすすめです。排水口まわりの溝などにたまった汚れは、柔らかいブラシでササッとこするだけでキレイになります。また、こびり付いた汚れには、硬めのブラシが有効です」(山口さん)

こうしたブラシをキッチンや浴室にそろえていないご家庭は、意外に多いのだとか。ホームセンターや100円ショップなどでも手軽に入手できるものなので、キッチンや浴室に常備しておくといいでしょう。S字フックやマグネットフックに掛けておくと、場所もとらず、気づいたときにすぐキレイにできますよ。

 

【キッチン】しつこい焦げつきや水アカは、不要になったカードで削り落とす

「蛇口まわりの水アカや、IHクッキングヒーターの天板にこびりついた油汚れ、コンロの焦げつきなどは、削り落とすようにします。その際、汚れを取るために使うヘラなどは、土台をキズつけにくいものを選びましょう」(山口さん)

ヘラには、例えば、プラスチック製のものや、少し硬めのプラスチックのカード類(使わなくなった会員証やポイントカードなど)を活用できます。

「まず、スポンジやヘラなどの柔らかいアイテムから始めていきます。それでも落ちない固着した汚れは、プラスチックのカードなどを使って少しずつ削り落としてみましょう。シンクやコンロなどの土台をキズつけず、水アカ、焦げつき、油汚れを落とすことができます」(山口さん)

ずっと気になっていた、蛇口の根元に付いた水アカ。使わなくなったプラスチックカードのエッジでこすってみると、カンタンに汚れが落ちました!

 

【電子レンジ】庫内を温めてから汚れを拭き取る

「電子レンジを使った直後というのは、庫内の温度が高く、汚れが浮いていて落としやすい状態です。同様に、濡らしたタオルや、水を張ったマグカップをレンジの庫内に入れて3〜5分間温め、庫内に蒸気を充満させた後、拭き掃除をしましょう」(山口さん)

このほか、調理した後にウエットティッシュなどで拭く“ついで掃除”でもよいそうです。電子レンジを使用したらすぐに汚れを拭き取る。これを習慣づければ、しつこい汚れも付着しにくくなりますよ。

 

【浴室】お掃除箇所と汚れに合わせて道具を使い分ける

一般的なユニットバスのお掃除は、浴槽、床、排水口と、それぞれの場所に合うお掃除アイテムを使い分けることで、効率よくキレイにできるといいます。

「浴槽には、硬すぎないスポンジを使いましょう。硬すぎるタワシなどを使うと浴槽をキズつけてしまい、かえってそこに汚れが付着しやすくなるのでご注意を。取っ手や柄の付いたタイプのスポンジは、手をぬらさずお掃除できるのでおすすめです。

また、浴室のフロア汚れには、毛足の付いたブラシが効果的。特に、溝に残りやすい“ピンク汚れ”などを見つけたら、すぐにブラシでお掃除しましょう。ブラシをくるくる回しながら磨くようにして洗うと、キレイになります」(山口さん)

 

さらに、意外なことに、毎日のように溜まってしまうのが、排水口でせき止められた髪の毛です。

「排水口に溜まった髪の毛や石鹸カスには、ポリ袋がおすすめ。手袋のように手にポリ袋をかぶせ、ゴミをつかみ出します。そのままゴミが内側になるよう袋をひっくり返して捨てれば、手も汚れません。取りにくい場合は、ティッシュペーパーなどを使うのもいいですね」(山口さん)

 

 

3.大掃除いらず!? 日ごろから「汚れを溜めないテクニック」

忙しいママやパパにとって、年末や季節の変わり目にまとめてお掃除するのは、なかなかの重労働。ここでは「大掃除しなきゃ!」と気合いを入れなくても、日ごろから少しずつキレイにでき、しかも汚れが溜まらない“日常の時短お掃除テクニック”をご紹介しましょう。

 

【換気扇】市販のペーパーフィルターを活用する

「トイレや浴室にある換気扇のお掃除は、モップやクロスだとホコリがポロポロと落ちてきて、結構、面倒ですよね。市販されている“換気扇用ホコリ取りフィルター”は意外に効果が高く、貼っておくと、お掃除の時にはフィルターをはがして捨てるだけと簡単です」(山口さん)

また、フィルターにホコリが溜まってきたら交換のサイン。定期的に取り替える習慣もつけましょう。

 

【トイレ】トイレットペーパーは最も便利なお掃除道具!

「トイレの中で、一番便利なお掃除道具といえば、実は、必ず置いてあるトイレットペーパーなんです。トイレに入ったついでにトイレットペーパーをくるくると手に巻き取り、棚や床のホコリを拭きとってしまいましょう。拭き終わった後は、そのまま水に流せるのでカンタンです 」(山口さん)

また、手に巻き取ったトイレットペーパーにアルコール除菌スプレーなどを吹きつければ、即席ウエットシートのできあがり。座面や便座裏などのお掃除に最適です。子ども用の便座なども同様に、使って片づける前にトイレットペーパーで拭いて清潔に保ちましょう。

 

【浴室】カビが生えない環境をつくる

「浴室は、四季を問わず湿気が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。入浴時以外でも換気扇を弱く回して湿気を抜き、空気を循環させておきましょう。また、お風呂から上がる前には、熱いお湯のシャワーで浴槽や洗い場を流し、飛び散った石鹼カスを落とします。その後、カビが生えにくくなる20℃以下を目安に、冷たい水のシャワーで同じ場所を流しましょう」(山口さん)

時間があるときは、水切りワイパーや吸水スポンジを使って水滴を拭き取っておくと、さらにカビの発生を抑えられるそうです。なお、熱いシャワーを使う際は、お子さんにお湯がかからないよう注意しましょう。

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妊娠されている方にとって、毎日のお掃除って大変な家事ですよね。清潔な部屋をキープしたいけれど、大きなお腹を抱えてのお掃除は、想像以上に重労働です。モデルのasacoさんは、先ごろ第4子を出産したばかり。出産直前にお宅へお邪魔し、妊婦さんでもラクにお掃除できる方法を教えてもらいました。

 

スペシャリストのお掃除テクニックの中から、忙しいママやパパでも簡単に実践できるテクニックをセレクトし、ご紹介してみました。汚れを見つけたらすぐにお掃除できるよう、ブラシを常備したり、トイレットペーパーを活用したりして、生活の動線の中で“ついで掃除””ができるようにしておけば、精神的なハードルもグッと下がりますね。

とはいえ、時間に余裕のないときなどは、プロによる家事代行サービスを活用し、家族との時間を充実させるのも賢い選択です。ぜひ、皆さんのご家庭に合う方法を試してみてください。

 

教えてくれた人

山口奈穂子さん

株式会社カジタク 家事代行チームトレーナー。家事代行、整理収納サービスを行うプロ。現在は、サービスの提供と新人スタッフの教育を担うトレーナーも担当。整理収納アドバイザー1級をはじめ、ライフオーガナイザーやファイナンシャルプランナーなど、多彩な資格を持つ万能スペシャリスト。
株式会社カジタク: https://www.kajitaku.com/

 

 

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