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意外な料理に変身!? 「サバ缶」でうま味を楽しむ多国籍アレンジレシピ5

文/ニクイねぇ! PRESS編集部 写真/阿部高之

2018.09.03

今、サバの缶詰、通称「サバ缶」が売れています(※)。

人気の理由のひとつは、栄養価の高さ。青魚のサバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)と、EPA(エイコサペンタエン酸)という必須脂肪酸の一種が含まれています。DHAとEPAは血液をサラサラにし、頭の働きをよくするといわれており、これらを効果的にとれる食材として、2012年頃からサバ缶ブームに火がつきました。

1缶100円前後と手ごろで保存が効く上に、そのままでもおかずになるサバ缶は、忙しいママやパパにとって時短料理の強い味方といえます。おまけに、調理のアレンジもしやすいので、日々の献立に取り入れやすい食材でもあります。

しかし、サバ缶は和食や酒の肴といったイメージが強く、お子さんのおかずには使いづらいと感じる方も多いのでは? ここでは、子どもといっしょに楽しめて暑い夏でも食欲をそそるよう、世界各国の味覚にアレンジしたメニューを、フードコーディネーターとしても活躍するスタイリストの鈴石真紀子さんに教えてもらいました。

※公益財団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会の調査によると、2008年に2万5,401トンだったサバ缶の生産量は、2017年には3万8,977トンへ。約10年間で5割以上増加しており、2016年以降、サバ缶の生産量はツナ缶の生産量を逆転しているそうです。

「サバ缶は、おもに水煮やみそ煮のものが出回っていますが、最近は、オリーブオイル漬けも増えてきました。そのまま食べるだけでなく、さまざまなメニューにアレンジしやすい優秀な缶詰です。また、サラダの具材や、パンにはさんで食べてもおいしいので、ツナ缶のような感覚で常備しておくと便利でしょう。今回は、レシピに合わせて3種類のサバ缶を使い分けてみました」(鈴石さん)

 

Recipe 1

青魚嫌いの子どもでも喜んで食べたくなる! 

スリランカ風 サバカレー 

「まずは、スパイスとトマト缶、ココナッツミルクで仕上げたスリランカ風カレーのアレンジ料理です。サバの塩焼きや煮付けが苦手なお子さんでも、香ばしいカレーと合わせるとパクパク食べてくれます。うま味が凝縮されたサバ缶を使うことで煮込む時間を省け、時短調理なのに奥深い味わいに。お好みの野菜や豆などを加えてもおいしいですが、サバのうま味をしっかり堪能したいなら、野菜類はカレーと一緒に煮込むよりも、焼いたり茹でたりしたものを後から添えるのがおすすめです」(鈴石さん)

 

材料(4人分)

玉ねぎ……中2個

オリーブオイル……大さじ2

にんにく(すりおろしたもの)……大さじ1

しょうが(すりおろしたもの)……大さじ1

クミンシード(あれば)……小さじ1

カレー粉……大さじ3

トマト缶……1缶

サバ缶(水煮)……2缶(300g)

ココナッツミルク缶……400ml

塩……小さじ1

こしょう……適量

ターメリックライス(白米でも可)……適量

 

つくり方

(1)玉ねぎを縦半分に切り、薄くスライスする。

(2)フライパンにオリーブオイルを引いて中火にかけ、(1)の玉ねぎを加えて透明になるまで炒める(このとき、玉ねぎの繊維をヘラで断ち切るようにしながら炒めると、玉ねぎに素早く火がとおり、水分が出やすくなります)。さらに、にんにく、しょうが、を加え、全体が茶色く色づくまで炒めたら、クミンシード、カレー粉を加えて香りを引き出すように全体を混ぜ合わせる。

(3)(2)にトマト缶と塩、こしょうを加え、水分がなくなりトロリとするまで中弱火で7〜8分炒める。

(4)ココナッツミルクと、サバ缶を汁ごと加え、弱火でフタをせずに煮込む。ときどき具材を混ぜながら、10分ほど煮込み、塩、こしょうで味を調える。

 

★Point サバの身が崩れないように煮込む

「サバの身は、ゴロゴロとしていた方が食べごたえもあっておいしく感じられます。鍋に加えたら弱火にし、身が煮くずれないようコトコト煮詰めます。かき混ぜるときは、ヘラで鍋底からそっと持ち上げ、やさしく動かすようにしましょう」(鈴石さん)

 

 

Recipe 2

ピクニックやランチにぴったり!

トルコ風サバサンド

「コンビニなどでも手に入る、オリーブオイル漬けのサバ缶を使ったトルコ風アレンジのサンドイッチです。サバの身がしっとりとして食べやすく、とても簡単なレシピなので、ぜひお試しください。お子さん向けには、粒マスタードやブラックペッパーを控えめにし、代わりにクリームチーズやスライスチーズを加えるとマイルドな味になります。パンにサバの身を挟むので、骨取りは丁寧に行いたいところ。今回はバタールに挟みましたが、お好みのパンがあれば代用OKです。食べる直前に、お好みでレモンをギュッと絞ると、香りよくさっぱりとした味わいになりますよ」(鈴石さん) 

 

材料(4人分)

バタール……1本

サバ缶(オリーブオイル漬け)……1缶

きゅうり……1/2本

塩……適量

トマト……小1個

玉ねぎ……3cmほど

レタスやミックスリーフ……適量

粒マスタード……適量

ブラックペッパー……適量

マヨネーズ……適量

レモン……適量

 

つくり方

(1)バタールを4等分にカットし、横に切り込みを入れてオーブントースターで軽く焼く。サバ缶からサバの身を取り出し、身を骨に沿って半分に割り、骨を丁寧に取り除く。

(2)サバ缶のオイル(大さじ1)をフライパンに入れて中火にかけ、(1)のサバを焼き、表面に軽く焼き色をつける。

(3)斜め薄切りにしたきゅうりと輪切りにしたトマトに軽く塩をして5分ほどおき、キッチンペーパーで水分を拭き取る。玉ねぎは薄い輪切りにし水にさらして水気を切っておく。レタスは食べやすい大きさに手でちぎる。

(4)(2)のオイルをバタールの切り込みに塗り、レタス、ミックスリーフ、玉ねぎ、きゅうり、トマトと順に挟み込み、一番上に(2)のサバの身をのせ、粒マスタード、ブラックペッパーを加える。お好みで食べる直前にレモンを絞る。

 

★Point サバの身を軽く焼く

「サバ缶に残ったオイルを使って表面に軽く焼き色を付けると、香ばしい味わいになります。フライパンに残ったオイルにはサバのうま味が出ているので、取り分けておき、野菜炒めやパスタのソースなどにも活用してみてください」(鈴石さん)

 

【次のページは】韓国風にフランス風、タイ風まで! サバ缶でつくる多国籍アレンジレシピ

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