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子どもの寝かしつけが上達する10のコツ

文/ニクイねぇ! PRESS編集部 撮影/PIXTA、矢部ひとみ

2017.05.29

多くのママやパパが悩むお子さんの寝かしつけ。「毎日寝かしつけに時間がかかりすぎてしんどい」「何か解決策があるならぜひ知りたい!」という人も多いはず。日本は諸外国に比べ、子どもの就寝時間が遅いことが指摘されており、睡眠不足によって起こるさまざまな影響が懸念されています。そこで、寝かしつけアドバイザーの鬼頭なおこさんに、子どもの寝かしつけがラクになる10のコツを教えてもらいました。

「私自身、子どもの夜泣きや寝かしつけにはとても悩みました。睡眠不足で頭がぼんやりたり、自分の時間が持てず、悶々とした日々を送っていたりしたことも。そんな中、南アフリカの育児法に出合ったことがきっかけで、寝かしつけのメソッドを学び、現職に就きました。世の中のママやパパがもっとラクに楽しく育児ができるよう、誰にでも実践できる簡単な寝かしつけのコツをご紹介します」(鬼頭さん)

 

1.寝室を清潔に保つ

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「ダニやホコリなどのハウスダストは、くしゃみ、鼻水を引き起こす原因になるといわれています。それによって子どもの寝つきが悪くなることも。鼻づまりで夜中に目が覚めてしまう場合もあるので、寝室にホコリをため込まないようこまめに掃除をし、部屋を清潔に保つよう心がけましょう。特に赤ちゃんのときは、よだれやミルクの吐き戻しでシーツなどの寝具が汚れやすいです。また、子どもは汗をたくさんかくので、寝具自体をこまめに交換することも大切ですね」(鬼頭さん)

 

 

2.朝は7時までに起床、夜は19時半までに就寝する

「大人を含め、日本は夜更かし大国。22時以降に就寝するお子さんも多く、朝なかなか起きられない、という話を聞きます。子どもの睡眠不足は、肥満や生活習慣病などのリスクが高まる原因にもなります。健康に過ごすため、十分な睡眠がとれるよう、大人がしっかり生活リズムをつくってあげましょう。早く寝かせると朝早く起きてしまうのでは? と心配するママやパパもいますが、大丈夫。0歳の赤ちゃんの場合は、生活リズムが整うまでは早朝に起きてしまうことがあるかもしれませんが、徐々に睡眠時間は長くなっていきます。必要な分だけ眠った子は寝起きもよく、朝から元気で機嫌もいいんですよ」(鬼頭さん)

 

3.夜泣きしてもすぐに抱っこや授乳をしない

「赤ちゃんは泣いたらすぐに授乳! と教わった方も多いかと思いますが、それは生後数週間までのこと。赤ちゃんは生後3カ月頃から、ひとりきりで夜どおし眠れる能力を持っています。成長するにつれて、泣いている理由は“おなかが空いたから”ではなくなるのです。そこで考えられる原因は、眠りの浅くなったタイミングで目覚めてしまう、いままでの習慣で起きてしまう、暑い、寒い、かゆいといった不快感、寝返りができない、おしっこがしたい……などさまざま。もちろん、ケースによって異なる場合もありますが、泣いたらすぐに抱っこや授乳をするのではなく、しばらく様子を観察してみましょう。そのまま眠らない場合は、上記のような原因をひとつずつ探ります。それでもダメな場合は、抱っこで寝るかどうかを試し、それでも泣き止まないときは、授乳をしてもいいでしょう」(鬼頭さん)

 

 

4.お昼寝の時間を調整する

「子どもは疲れていないと眠れませんが、疲れすぎていても眠れません。新生児期〜生後半年くらいまでの赤ちゃんのお昼寝は、30分間を1日に数回。8カ月以降の赤ちゃんは1時間程度を2回、1歳3カ月以降の赤ちゃんは1時間半程度を1回させるようにします。それ以降は、徐々にお昼寝の時間が短くなっていき、3歳頃には必要なくなる子もいます。もし夜の寝つきが悪くなったと感じたら、お昼寝の時間を短くしてみましょう。また、15時以降に眠った場合は極力起こしましょう。寝ている子を起こすなんてかわいそう! と思うかもしれませんが、お昼寝は長すぎたりタイミングがズレたりすると夜の睡眠に影響が出てしまいます。夜しっかり眠らせるためにも、お昼寝の時間を調整する必要があるのです」(鬼頭さん)

 

 

5.眠るときは部屋を暗くする

「昼と夜のメリハリをつけるためにも、お昼寝、夜寝ともに、眠るときは真っ暗な部屋で寝かせましょう。暗いとおもちゃが見えず、遊ぶこともできないので、0歳の赤ちゃんならじっとしていれば自然と眠ってしまいます。もう少し大きくなって、じっとしていられず遊びたがるような場合は、眠れなくても『就寝時間には暗くした寝室に必ず入る』ということをお子さんと約束しましょう。眠れない場合もここでなら静かに起きていても構わない、ということを伝えるのが肝心です。とはいえ、眠れないから遊びまわってもいい、というわけではないので、そのことも理解できるよう教えてあげましょう。もちろん、ママとパパもお子さんに誘われても相手をしてはダメですよ」(鬼頭さん)

 

 

6.いつも同じ場所で寝かせる

「大人でも、旅行に出掛けた際に枕や寝具が違ったり、環境が変わったりすると眠れないことがよくあります。同様に、子どもにとって“いつも同じである”ことは、大きな安心感につながります。今日のお昼寝はリビングに敷いた布団、明日はその辺でゴロゴロ、夜は寝室のベッド……のように、毎回異なる環境で寝かせるのではなく、いつも同じ場所で寝かせるよう心がけましょう。すると次第に、“ここは眠る場所”とお子さん自身が覚えていきます」(鬼頭さん)

 

7.生活リズムを毎日同じにする

「6でもご説明しましたが、子どもにとって“いつも同じであること”というのは安心につながります。それは、起きる時間や食事の時間、お昼寝の時間、そして、夜寝る時間も同様。0歳の赤ちゃんであれば授乳の時間を、ごはんが食べられるようになったら食事の時間を、それぞれ毎日同じにしましょう。赤ちゃんの場合、決まった時間になる前に泣いてしまっても、あやすなどして様子を見ます。また2〜4歳くらいの幼児の場合は、幼稚園や保育園のない休日にのんびり遅くまで寝る、または夜更かしする、なんてことはNG。せっかく出来上がった生活リズムが乱れてしまいます。だらだら食べたり、遊んだりせず、食事の時間や遊ぶ時間、お昼寝の時間にメリハリをつけて生活させることが大切です」(鬼頭さん)

 

 

8.寝かしつけは家族で協力する

「寝かしつけをしていたら、何も知らないパパが帰宅してうるさくし、お子さんが起きてしまった……なんて経験、どこのご家庭でも一度はありますよね。せっかく寝つきそうなところで努力が台無しになってしまい、ママはテンションダウン。こんなことを防ぐためにも、寝かしつけを行う前に、家族でしっかり話し合いましょう。例えば、『この時間はこうしたい!』という希望をママが伝えれば、お子さんと接する時間が短いパパでも、生活リズムの大切さを理解してくれるはず。寝かしつける時間を決めたらメールなどで情報を共有し、帰宅時間が重なるときは静かに帰ってきてもらう、寝室には入らないようにしてもらうなど、気を配ってもらいましょう。万一、帰宅してきた家族と『遊びたい!』といってお子さんが起きてしまった場合も『今は何をする時間かな? 寝る時間だよね?』と説明し、お子さんに寝る時間であることをしっかり確認させましょう」(鬼頭さん)

 

 

9.なかなか寝つかないときは子どもに決めてもらう

「1歳半を過ぎてくると、子どもは徐々に、言葉でコミュニケーションを図れるようになってきます。子どもが寝たくない理由は、遊びたい、とか、イヤイヤ期など、さまざまです。そんなときは、まずお子さんと寝る時間を約束してみてください。『この絵本を読んだら寝ようね』などと、親子でカウントダウンしてみるのもおすすめです。そして、やると決めたら必ず実行すること。うまくいかなかった場合は、今度は子どもにどうしたいかを聞きます。大好きなキャラクターを使ってもいいでしょう。『○○(キャラクターの名前)だったら、どうするかな? ○○ならもうひとりで眠れるかもね?』などと誘導し、本人がやると決めたら試してみてください。自分で決めたことなので、やらされているとは感じません。お子さん自身が納得して行動することが大切なのです」(鬼頭さん)

 

 

10.兄弟の寝かしつけに困ったときの対処法

「よくあるケースが、生まれたばかりの下の子に手がかかるなか、上の子もなかなか寝てくれない、というもの。その場合、だいたい上の子は言葉がわかるようになってきています。『○○ちゃん(下の子)が寝る練習をしているから、お手伝いしてくれる?』といった具合に、ママやパパから上の子にお願いしてみましょう。もし待っていられたら、たくさんほめてあげること。そして、下の子の寝かしつけをしているときもそうですが、普段の暮らしでも『何か我慢していることがあるかな?』など、上の子を気にかけていることを言葉で伝えてあげることが大切です。いつも気にしてくれていると感じることで、上の子も安心するのです」(鬼頭さん)

 

教えてくれた人

寝かしつけアドバイザー

鬼頭なおこさん

プロフ写真鬼頭なおこ1

岐阜県在住の1児のママ。育児を通して、ママやパパの心と時間に余裕をつくる方法を広めるため、日々活動中。赤ちゃんの寝かしつけ方法や夜泣きの原因となくし方、おむつ外しの具体策など、子育て世代を優しくサポートするレッスンなどを開催。夜泣きをなくし、寝かしつけ時間を短くする方法、おむつ外しでイライラすることもなくなるテクニックをレクチャーしている。
【ブログ】 http://ameblo.jp/lifeandroses/

 

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